「せとうみんちゅ」と読むらしい。
週末と休日だけランチ営業で沖縄そばを食べさせてくれるとお店のSNSにあったのでやってきた。
沖縄そばはトッピングの違いで5種類でどれにしようか迷ったが値段と内容を見比べて軟骨ソーキそばに決定。
卓上に置いてある魚粉をふりかけて食べるのだと説明された。
それにしてもこのお店の店内は沖縄の雰囲気が満載だ。
かかっている音楽からしていかにもって感じだし普段あまり見ないような泡盛が樽ごと置いてあってまるで沖縄の居酒屋にいるかのようだ。
ちょっと待ってからキタヨ!!瀬戸海人 新井口店の軟骨ソーキそば790円。
沖縄そばは三枚肉(甘辛く味付けした豚の角煮をスライスしたもの)をトッピングしたもので、ソーキそばは三枚肉ではなく骨付きソーキ(スペアリブの意味)をトッピングしたものらしい。
麺は非常に特徴があってなんていうか二郎系のをもう少し縮れさせたような食感でそばともうどんとも異なった不思議な味わいだ。
スープも変わっていてこれはトンコツというのかそれほど白濁しておらず脂が全然浮いていない優しい口当たりにどういう風にして作るのか興味が湧いてしまった。
これにカマボコ、錦糸卵、そして紅生姜のトッピングが実によくあっていてこれぞ沖縄の郷土料理だと主張しているかのようだ。
軟骨ソーキそばと言っても軟骨はついておらず要はスペアリブと考えれば良さそうでこれがまたトロトロで気前よく大きいのがドカンと入っていて嬉しい。
最初に説明された魚粉をかけてみることにしたが最初はほんの少しだけ入れたら元々少し入っているカツオが強調されるようでもっと追加してみることにした。
期せずしてトンコツ魚介スープになったソーキそばはちょっとうどんに寄った感じにはなるがそれでも全体のバランスは悪くない。
それとこのスペアリブの旨味はかなりのもので後半までユックリと楽しめるくらいのサイズで沖縄そばとの値段差110円はお得感がある。
ガッツリスープまで余裕で完食。
これまで沖縄そばカップ麺でしか知らなかったのだが実際に食べてみるとものすごく個性があって現地に行った感が半端なくある。
最近の旨味が重層的なラーメンとは異なりオールドスタイルながらこれはこれで非常に面白いラーメンだと確信してしまった瀬戸海人 新井口店の軟骨ソーキそばだった。