らをた広島

食べ歩きブログ

今、私たちの学校は...

突然ゾンビウイルスがまん延した高校に閉じ込められた生徒たちが、生き残るために力を合わせて戦う物語です。
原作は、斬新な発想と、思わず引き込まれるような物語、そしてその非常に緻密な描写から"韓国スタイルのゾンビグラフィックノベル"と称される、クリエイターのチュ・ドングンによる人気ウェブトゥーン。

謎のウイルスに感染した生徒たちのおぞましい姿や、校内のさまざまな場所で展開される圧巻のアクションは必見です。
Netflixシリーズ『今、私たちの学校は...』1月28日(金)より独占配信

いわゆる学園ゾンビもの。

どうやらあの「地獄が呼んでいる」とスタッフが作ったらしい。

噛む事で感染するゾンビモノと言えば先日観た新感染 ファイナル・エクスプレスと同様の世界観で舞台が電車から学校に変わったとも言える。

映画新感染 ファイナル・エクスプレスはかなりヒットしたそうだから更なる柳の下のドジョウを狙った作品なのだろう。

ゾンビになる過程もゾンビの立ち振舞も新感染 ファイナル・エクスプレスそっくりだし関連性は間違いない。

コレで暗くなると目が見えなくなるゾンビなら丸で同じだ。

まあだから悪いと言う事はないが映画なら2時間で完結だから何とかなるが、1話1時間くらいの尺で12話も持つのか心配になった。

実際1話でどんどん生徒がゾンビ化してから生き残った人間で壮大な引き伸ばしが始まる。

それにしてもゾンビ物だけあってかなりグロい表現もあってなかなかカネと手間がかかっている。

しかし学校で甚大な被害が起こっているのに生徒の事そっちのけで保身のためにどうにか外部に隠蔽しようとする校長は何故かリアリティがあって怖い。

同じ系統のアメリカのドラマ、ウォーキングデッドシリーズは最初はゾンビがヒトを噛ってどんどんゾンビ化させていく内容だったがいつしかゾンビはアクセント程度になり生き残った人間同士の骨肉の争いの展開になったからこのドラマもそうなると予想できた。

しかしまあ次から次へと悪役が入れ替わり立ち替わり現れて物語を飽きさせない工夫はさすがた。

生き残った生徒が教室に閉じ込められて劇中ではまる3日以上飲まず食わずの割にはとても元気だったり排泄問題とかまあ色々ツッコミどころもあって辻褄が合わない箇所もありはするがそれでも全体として一定のリアリティがあって納得させられる。

特にせっかくゾンビにならずに生き残った人々が離島に隔離されその不便な生活のなんやかんやの揉め事にはあまりに予想できすぎて怖い。

後半はちょっと思わぬ展開で先が読めなくなりかなり面白くなっていくのでドンドン中毒性が上がってしまうのでますます寝られなくなってしまう。

劇中でウイルスにビビってゾンビになっていない学生まで狙撃しろと命じる司令官が出てくるがまさに今の日本のコロナがさっぱりわからんのに怖い怖いとわかったようなデマをばら撒くエセ感染症専門家とゴミ首長やダメ政治家を揶揄しているようにも見える。

これってゾンビに追われて出演者がドンドン場所を変えていく言わばロードムービー形式になっていてコレが常に物語に緊張感を持たせているのだろう。

さてこれだけ色んな風呂敷を広げるだけ広げておいてどうやって決着させるのか楽しみにしていたが尺が足りるのか心配になってきた。

まさかまた中途で終わってここまでがファーストシーズンだというオチかとビビっていたが一応の完結はするがこりゃ必ず続編ができてしまいそうで今から楽しみにする事にした。