一年ぶりにここにきたのだが公式サイトにて大規模なリニューアルをしたとあったのでお祝いを兼ねて来たのだった。
外から見た感じは暖簾以外は以前と変わらないから今回のリニューアルは内装を中心としたものなのだろう。
調理場は正面でここは返却口も兼ねている構造になっている。
そして右手に自動券売機があってここで特製煮干し中華そばの食券を買う。
(現在は券売機と店内が一部撮影禁止になっているようで写真撮影には注意が必要)
これは以前とは比較にならんほど違っていて奥にカウンター手前にテーブル席になっている。
カウンターに座ってラーメンを待つのだが店内の配置自体が大きく変化していて、今回のリニューアルで調理室と客室の分離が図られているようだ。
ちょっとまってからキタヨ!!ぶっとび亭の特製煮干し中華そば1100円。
この瞬間からイリコの良い香りが立ち込めていて大いに期待が膨らんでしまう。
それと今回からかはわからないが完全無化調ラーメンになったのもおっさんには嬉しい変更だ(笑)
暖簾に木嶋製麺所とあったのでどうやら宇部市の麺に変更されたようで若干太く重くなって全粒粉のザクッとした食感が心地よい。
ここの大将のラーメンはこれまで数知れないほど食べて来たがワンタンはおそらく初めてで実はこれを楽しみにきたのだったが、期待は裏切られず「ちゅるん」とした皮の舌触りがたまらん逸品だった。
メンマはだんだんと細くなっていくようでこれまででおそらく一番細い(笑)
だけどコリコリした歯ざわりが心地よく箸休めにジャストだ。
ワンタンと並んで注目したのはこの鶏チャーシューと豚ロースチャーシューだ。
大将の話によるとスチコン(スチームコンベクションオーブン)を導入して「蒸す」「焼く」「煮る」「炒める」「温める」「茹でる」「揚げる」などの料理が自動的に完了する便利な調理器具のようでこれを使っているらしいが詳しことは全然わからない(笑)
昨今の凝ったラーメンでも煮玉子だけは黄身が冷たいのによく遭遇するがここのはさすがにそんなことはなく常温にしてから入れているようだ。
旨いラーメンの特徴は麺とスープと具がほとんど同時になくなっていくということが多いがこれもその例外に漏れず着々としかし相当の余裕を持って完食できてしまう。
時節柄以前より少し値上がりして1100円になったがこの内容ならばじゅうぶんに納得できるぶっとび亭の特製煮干し中華そばだった。
夜に再び来ることを約束して一旦お店を後にしたのだった。