マディソンは、あるときから目の前で殺人を目撃するという悪夢を見るようになる。
超人的な能力で次々と犠牲者を殺めていく漆黒の殺人鬼による夢の中の殺人事件が、ついに現実世界でも起きてしまう。
人が殺されるたびに、殺人現場を疑似体験するようになったマディソンに魔の手が忍び寄る。
『アクアマン』などのジェームズ・ワンが製作と監督などを手掛けるホラー。
殺人鬼による犯行現場を目撃するという悪夢に悩まされる主人公に、魔の手がのびる。
『スカイスクレイパー』などのエリック・マクレオド、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』などのジャドソン・スコットらが製作総指揮を担当。
『アナベル 死霊館の人形』などのアナベル・ウォーリス、『アイ・ソー・ザ・ライト』などのマディー・ハッソン、ジョージ・ヤング、ミコール・ブリアナ・ホワイトらが出演する。
トムブラウンのみちおがニッポン放送圧縮計画というPodcast番組で激推ししていたので観た。
カメラワークが上手いのかよくわからないがコレはかなり怖い。
怖くて本当にゾッとして何度も寒気を覚えたから映画館で観たらさぞかし体力を消費しただろう。
当然グロいシーンもあるので好みは別れると思うがそれでも各シーンにはちゃんと意味があって必要な表現だと理解できる。
最初はよくあるお化けか怪物(実際バンド・アイアンメイデンのジャケットみたいなのが出てくる)がヒトを無作為に襲うような話しかと思って観ていたが様子が段々違ってくる。
ビックリさせられるようなシーンもかなりあるので心臓に自信がないヒトは要注意なのだがそれだけこの作品の世界に没頭させられる。
タイトルのマリグナントとは「悪性の」と言う意味らしいが映画のセリフの中でも悪性は切除しないと、と言うのが出てくる。
後半は思わぬ展開でハリウッド映画らしくドカーンと思い切り弾けるのだがそれがまたグロくて凄まじい。
それにタイトル意味もやっと理解できるのだがコレはチョット予想できないが原作とかあるのだろうか?
とんでもないストーリーの行き着く先は全く読めずコレだけ予想と違うのはこれまでチョット体験したことが無い。
全然期待していなかったのを差し引いても昨今観た作品の中では相当良かっと言うのが正直な感想だ。
映画って外れが多くてゲンナリする事も多いのだがこんな風に突然当たりに巡り会えるととても得をした気分になる事を思い出したマリグナント 狂暴な悪夢だった。