らをた広島

食べ歩きブログ

鶏泡そば 草戸ベース(福山市)うおチキつけ麺並

鶏泡そば 草戸ベース
店舗の前が6台分の駐車場になっていてアクセスには困らない。

実はツイッターで大将にこの日の朝一で行くと約束していたのだが予定より早く着いてしまった。

暑いのでクルマの中で待っていると開店時間よりも20分も早く女性スタッフが呼びに来てくださったので店内に入って自動券売機で食券を買った。

店内に入ると家族経営のようで年配の男性と女性二人と大将の4人体制だ。

うおチキつけ麺並の食券を持ってカウンターに座って待っているとつけ麺のおいしい食べ方が書いてあったのでじっくりと読んだ(笑)

ちょっと待ってからキタヨ!!鶏泡そば 草戸ベースのうおチキつけ麺並900円。

トッピングは全部麺の上にあってつけダレは泡が全体を覆っていてまるでエスプレッソコーヒーのようだ。

つけダレは「Bon appétit! (ボナペティ)」と書かれたカップに入っておりこれが一層エスプレッソ感を増している。

ちなみにボナペティは「召し上がれ」の意味なのは竹内まりやのCDタイトルだったから知っていた(笑)

同行したヒトは2玉の大盛りを注文していたが丼もカップも色が違っていた。

2種類のチャーシューに太めの全粒粉麺などきっちり勘所は抑えてある作りであとわからないはあのエスプレッソみたいなつけダレだ。

美味しい食べ方に書いてあったように麺を全部浸すことなく食べてみたがうおチキつけ麺というだけあってはっきりとわかるのは鶏白湯の濃厚なスープで魚介はアシストしている程度に控えめな演出になっている。

ちょっと見たこと無いくらい極太なメンマだがこれがとっても柔らかくて極上の箸休めとして機能している。

低温調理のチャーシューをつけダレで温めてちょっと色が変わった時点で食べてみたが非常に柔らかくて丁寧に仕上げられているのがよくわかる。

冷たい麺とトッピング、熱いつけダレの構成で悩ましいのはつけダレの温度低下問題なのだが、ここのつけダレは確かに最初は激アツだがその濃度と量が多いのでずっとアツアツで通常なら器を持てない所だがこのカップにしたことでそれを解決していた。

こういう発想はアリそうでなかなかみないことだと感心してしまった。

中盤に入ってきたが味変の必要性は感じなかったがまあせっかくだからとペッパーオイルを少々つけダレにいれてみた。

さきほどの触れたがここのつけダレは麺,チャーシュー、極太メンマを入れたにも関わらずこの時点でもかなり熱めなのでペッパーオイルを入れただけでもコショウの香りが立つ。

これは面白いともう少しペッパーオイルを追加したがコショウの鮮烈な辛さがつけダレの味を一気に引き締めてくれるようでこの味変は必須かもしれない。

トッピングにはもうひとつ大きめのカイワレと玉ねぎだと思うがこの野菜たちも清涼感というか優しい辛さで効果的なアクセントになっている。

さすがにこのアタリになるとつけダレの泡は消えてしまったがそれでもじゅうぶんな熱さがあってこんなつけダレは初めてお目にかかった。

さて麺がなくなったのでここでカウンター前に常備してある割りスープを入れてスープ割りを楽しむことにした。

濃厚なスープではあるが塩分濃度ははじめからそれほど高くないのであまり多く割りスープをいれなくても丁度よい具合になってくれた。

当然ながら一滴も残すことなく完食してしまったのだった。

ちょっと大将と話ができたので興味本位で修行先とか聞いたが基本的にこのラーメンは自己流で自分が食べたいラーメンなのだそうだ。

食べ終わってお店から出るときも、クルマで帰るときも女性スタッフが見送ってくださってこんなレクサスのような接客は初めてだ。

かなり個性的な鶏の泡ラーメンとつけ麺のお店鶏泡そば 草戸ベースのうおチキつけ麺は広島市からでもわざわざ行く価値はじゅうぶんにあると思ったのだった。