菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)はマンション「キウンクエ蔵前」に引っ越して2年後、結婚することを決め、船上ウエディングパーティーにマンションの住人たちを招待する。
ところが、パーティーで殺人事件が発生。
さらに、逃げ場のない船上で、出席者が次々と殺されていく。
原田知世と田中圭が主演を務めたドラマの劇場版で、ドラマ版とは異なる“交換殺人ゲームが始まらなかった世界”を描いたミステリー。
主人公夫婦の結婚パーティーにドラマに登場したマンションの住人たちが招待され、そこで次々と殺人事件が発生する。
共演はドラマ版と同じく西野七瀬や横浜流星、竹中直人、木村多江、生瀬勝久など。
企画・原案を秋元康、監督をドラマ版の演出や『悪夢ちゃん』シリーズなどの監督などを務めてきた佐久間紀佳が担当する。
「あなたの番です」のドラマ版は観たが犯人がわかっているのに劇場版ってどういう事なのかと思ったが何のことはない同じ登場人物に新たなメンバー加えて、場所を客船の中という設定での違う物語らしい。
なんだかよくわからないがドラマ版は引っ張るだけ引っ張って最後は余りのムリクリさに椅子から転げ落ちる思いがしたが劇場版はどうなんだろう。
ドラマでは途中からの参加だった横浜流星が最初から出ている。
スタッフが同じなのか内容はドラマとよく似ているがドラマも半分以上忘れてしまったので完全にドラマと関係ない新作として捉えられた。
今回の作品も大根犯人だった西野七瀬が主役みたいになっていてコレはまたドラマ同様悪夢の展開を予想したが案の定そうなってグダグダになって行く。
映画なので尺が短いので完全な捨てメンツもいてある意味役割分担がハッキリしている。
客船の連続殺人事件と言えば王道と言うかクラシックと言うか古典と言うかナイル殺人事件がある訳だがコレと比較するのも恥ずかしいくらいような支離滅裂なラストにならなきゃと心配してしまった。
さりげなく船室に警察の捜査本部みたいなのが出来上がったり相変わらずツッコミ所満載だき明らかに内容は違いこそすれあのドラマの延長にある世界観と割り切れば良いのかも知れない。
ただタイトルの「あなたの番です」と言うのはもはや意味はなく次から次へと殺人が起こるといった順番殺人とかではなくなってしまってるのが残念だ。
結末はネタバレにならないように書くがハッキリ言って凝ったトリックがある名探偵コナン以下であれやこれやの伏線とかは一体何だったんだと思うような昼メロみたいだった。
やはりあなたの番ですシリーズは軽薄で薄っぺらいお話しだと、すっかり思い出してしまったのだった。
バカバカしさに呆れ返ってしまったあなたの番です 劇場版だった。