らをた広島

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プレデター ザ・プレイ

1987年公開の第1作を皮切りに、クロスオーバー作品も含めてこれまで6作品が製作されてきたSFアクション「プレデター」シリーズに連なる一作。

300年前のアメリカを舞台に、ネイティブアメリカン最強の部族に生まれ育ち、自身も戦士である女性ナルが、宇宙から飛来した高度な科学技術を有する危険な戦士プレデターを相手に、壮絶な戦いを繰り広げる。

X-MEN」シリーズのスピンオフドラマ「レギオン」や映画「アイス・ロード」などに出演し、自身も実際にネイティブアメリカンの血を引く俳優のアンバー・ミッドサンダーが、誇り高き戦士ナルを演じた。

監督はドラマ「ザ・ボーイズ」や「ブラック・ミラー」、映画「10クローバーフィールド・レーン」を手がけたダン・トラクテンバーグ。

Disney+で2022年8月5日から配信。

2022年製作/100分/アメリ

プレデターと言えば自分らの世代だとアーノルド・シュワルツェネッガー主演の宇宙人との闘いを描いた映画が一番ピンと来る。

基本的にその流れを汲む作品のようだが舞台設定がネイティブアメリカと言うのはかなり目新しい。

原題のPreyは直訳すると「獲物」と言うことらしくてまさに狩猟をしていた時代のお話になっている。

この作品のプレデター攻殻機動隊のような光学迷彩が使えるのが特徴で要は透明で姿が見えない。

基本的に主役の女の子がプレデターを探して歩くロードムービーで、透明なプレデターはなかなか姿が見えずイライラして来る。

後半になってやっとプレデターとの戦闘が始まったらかなり凄惨でグロいシーンもあってディズニープラスだからと高をくくっていたら目が覚めた(笑)

当初はアメリカ大陸を侵略にやってきていたヨーロッパ人がプレデターにガンガンやられて、本当の敵はプレデターかヨーロッパ人かわからんようになる。

まあこの手のバケモノ系はそういう展開にでもしておかないとオコチャマ向けになってしまうからヒネリを入れているのだろうが手法は古典的だ。

以前はカニみたいな顔していて笑えたが今回は随分とスタイリッシュと言うか本格的バケモノ顔でこの辺りは時代の進化を感じられる。

ちょうど100分の比較的短い映画ながら間延びしてそれ以上に長く感じられた。

最後のオチもなんだか苦笑いしていまったくらいでせっかくこの世界観にしたのならもう少しネイティブアメリカ人の深いメッセージみたいなのを根底に漂わせてくれたらええのに、とちょっと残念なプレデター ザ・プレイだった。