地球連邦軍はジャブローでの防衛戦に続いて、ジオン地球進攻軍本拠地のオデッサ攻略に乗り出す。
アムロ・レイたちの乗るホワイトベースには、通称「帰らずの島」での残敵掃討任務が命じられる。
その島でアムロたちは、そこにいるはずのない子供たちと1機のザクに遭遇。アムロは戦闘中にガンダムを失い、そしてククルス・ドアンという男に出会う。
アニメシリーズ「機動戦士ガンダム」の初代シリーズ15話で描かれた物語を基にした劇場版アニメ。
地球連邦軍パイロットのアムロ・レイが、ある島を極秘作戦で訪れ、元ジオン公国軍の脱走兵ククルス・ドアンと出会う。
監督を務めるのは、初代シリーズではアニメーションディレクターなどを担当した安彦良和。
アムロ・レイの声を担当する古谷徹のほか、ボイスキャストには成田剣、新井里美、潘めぐみ、古川登志夫、武内駿輔などが名を連ねる。
まさかのククルス・ドアンのエピソードが映画化されたのはファーストガンダム世代には驚きを持って迎えられた。
はてさてどんなデキなのかと思っていたらAmazonプライムで公開されていたので楽しみに観た。
まず声優さんが隠退されたり亡くなったりして結構な人数が交代しているのがどうしても気になる。
慣れの問題かも知れないがこればっかりは仕方がない。
当然なのかも知れないがモビルスーツはすべてCG画像で驚くほと美しいし、モビルスーツの起動音とかの効果音も昔のままで懐かしい。
ファーストガンダムではスレッガー中尉はジャブローで合流するハズなのにもう登場するのはさすがに違和感がある。
それにテム・レイが酸素欠乏症でおかしくなったのがわかるのもサイド6なのでここらへんもストーリー的には変ではある。
監督の安彦良和氏の広島カープファンなのは知っていたが映画に登場するガキに広島カープ帽子を被せてるのは笑えた(笑)
本編ではザクの次のグフの次のリックドムで実用化されたホバークラフト仕様のザクが一歩先じて出ているのは興味深い。
初代ガンダムはジオン軍から見れば「連邦の白い悪魔」と呼ばれていたそうだが実際考えてみればそもそもとんでもない破壊力があってしかも先が読めるニュータイプが操縦とあればそりゃ鬼に金棒、まさに悪魔だろう。
ククルス・ドアンがシャアと同じ歴戦の兵士だったのは知らなかったが描き方としてはアリだと思う。
途中からはオリジナルとは完全に違うストーリーになっているがこういうのま全然悪くないと思うし、今の時代だとこの方がシックリ来るのかも知れない。
映画の内容は想像していたのとちょっと違ったけどコレはこれで良かったのかも知れない。
ただこのエピソードをやるくらいならファーストガンダムを映画でも良いから完全リメイクしてくれんかな?と思ったのは自分だけではないだろう。