弁護士・深山大翔(松本潤)が所属する斑目法律事務所の刑事事件専門ルームでは、佐田篤弘(香川照之)が所長になり、新人弁護士・河野穂乃果(杉咲花)を迎え、日々さまざまな事件を担当していた。
そんな彼らのもとに、15年前に起きた毒物ワイン事件に関わる依頼が舞い込んでくる。
深山たちは事件が起きた村を訪れ調査を始めるが、巧妙に仕掛けられたわなによって窮地に追い込まれてしまう。
逆転不可能と思われる刑事事件に挑む弁護士たちの活躍を描くドラマシリーズの劇場版。
斑目法律事務所の弁護士チームが、15年前の凶悪事件に隠された事実を求めて奔走する。
監督はドラマ版の演出を務めた木村ひさしが担当。主演の松本潤、香川照之、岸部一徳といったおなじみのキャストに加え、『十二人の死にたい子どもたち』などの杉咲花、『ドライブ・マイ・カー』などの西島秀俊、『461個のおべんとう』などの道枝駿佑、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』などの蒔田彩珠らが新たに出演する。
テレビドラマの延長にある劇場版。
ドラマ版はシーズン2も含めて全話楽しみに観た。
冒頭からCreepy NutsのR-指定が出てきて劇場版ならではのキャスティングに期待させられる。
他にも村田秀亮（とろサーモン）、こがけん（おいでやすこが）、ゆうたろうなどのお笑い芸人が続々出てきてコレは嬉しい（笑）
居酒屋での太陽にほえろ！のパロディはある一定年齢以上じゃないと理解できないと思うがマジで笑えた。
空港のシーンではダイ・ハードのオマージュみたあにのが画面の端に映っているし小ネタ満載で本編そっちのけどあれこれ見入ってしまった（笑）
天華一葡萄会とか明らかにドラゴンボールだと思ったら謎のボールが落ちていたりこがけんがいる研究室には「大声禁止」の張り紙あったり、「部屋とYシャツと馬刺し」「みちのくじどり」のポスターあったりしたが、プロレスラーみたいな1日店長も何らかのパロディだろうがついていけなかった。
今や干されてしまった香川照之が普通に出ていてあのまま消えてしまうのは惜しいような気もする。
小ネタにまみれてはいるが本編ストーリーはドラマ版同様によく考えられていて見ごたえはある。
これまでのテレビ版総登場みたいな豪華なキャストでしっかり予算がかかっているのは絶対に当たる映画だという確信があるからだろう。
「ワインレッドのそぼろ」のCD出した居酒屋の変な素人歌手が今をときめく岸井ゆきのだったとは知らなかった。
まあ弁護士本来の仕事と言うよりもはや探偵に近い推理モノになってはいるがそうだとしてもよく練られていて面白い。
気が付くとスッカリハマって観てしまったが笑える小ネタに反してけっこうヘヴィな内容に最後は複雑な気持ちなってしまった。
香川照之があんな事になってこの作品もコレからどうなるかわからないができる事ならまた続けて欲しい99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIEだった。
