春秋戦国時代、中華の西方にある国・秦。身寄りのない信(山崎賢人)が若き王・エイ政(吉沢亮)に協力し、玉座を奪還して半年。隣国の魏が秦に侵攻を開始する。
秦軍に歩兵として加わった信は、子供のような姿の羌カイ(清野菜名)らと共に伍(5人組)を組むことになる。
決戦の地・蛇甘(だかん)平原に到達した信たちだったが、戦況は絶望的な惨状だった。
原泰久のコミックを実写映画化した『キングダム』の続編で、「蛇甘(だかん)平原の戦い」のエピソードを描く歴史アクション。
春秋戦国時代の中国で、秦の玉座をめぐる争いから半年後、大将軍を目指す信が初陣に挑み、羌カイらと共に隣国・魏との壮絶な戦いを繰り広げる。
出演は前作に続いて山崎賢人や吉沢亮、橋本環奈らのほか、羌カイ役で『今日から俺は!!』シリーズなどの清野菜名が参加。
監督は前作と同じく佐藤信介が務める。
あの映画キングダムの続編。
前作のスケール感の小ささが気になって仕方なかったが続編はどんなもんか観てみたかった。
基本的に前作と同じ世界観が展開されているようで最初から違和感なく作品に入り込める。
役者は頑張っていると思うが戦闘シーンに於けるスケール感の小ささは前作同様でココらへんはあまり改善されてはいない。
予算的な問題なら仕方ないとも言えるがせめてレッドクリフくらいの迫力あるデキにはならんもんか。
清野菜名がかなり重要な役で出ているがこの手のアクション系は得意なようでハマり役のように見える。
その分、橋本環奈の出番は極僅かでコレはちょっと残念だ。
少人数の精鋭が大勢の敵に勝っていくという展開はまあこの手の作品のお約束ではあるがあまりにその繰り返しだとさすがに見飽きてくる。
もう少しストーリーに工夫が欲しいがマンガみたいな展開は実写にする時点で練り直してくれないと何だかバカバカしくなって苦笑いするしかない。
前作はもう少しストーリーに起伏があったが今回の続編にはそれがなくただひたすら戦が繰り返される印象で、ハッキリ言えばつまらなく特に後半からひたすら長い映画に感じられる。
原作は壮大なマンガだしこの実写映画もドンドン製作されると思うが、若干の改善の余地はありそうなキングダム2 遥かなる大地へだった。
