らをた広島

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ソウX

全米公開: 2023年 9月 28日
上映時間: 1時間 58分
ジャンル: ホラー/ミステリー/スリル
原題: Saw X
製作
人気ホラー『ソウ』シリーズの 10作目。

時系列は第1作(2004)の後、第2作(2005年)の前。

ジグソウが仕掛けた知られざる死のゲームを描く。

ガンに侵されて余命わずかな殺人鬼「ジグソウ」は実験的な治療で不治の病を治す病院がメキシコにあることを知り、現地に赴く。

そこで治療を受けるが、やがて詐欺であることを知り、怒り狂う。

インチキ治療に加担する医師らを血祭りにあげようと死のゲームを開始する...

ソウというホラー映画があるのは知っていたが実際に観たのはこれが初めてだ。

ストーリーに付いていけるか心配だったがホラーなんて怖がらせてくれたら内容はどうでも良いと割り切って観た(笑)

それにこのシリーズ自体そもそもそんなに複雑な内容のシリーズではなさそうだ。

タイトルの「Saw」は「見る」の過去形である「見た」と、「ノコギリ」の二つの位置があるがこの作品はどちらの意味なのか興味はある。

ストーリーはわかりやすく簡単なのだが前振りが前半40分で終わり残りの1時間20分は復讐劇になりひたすらグロいシーンが展開される。

もしかしてこのシリーズはこの手の内容が支持されてパート10まで製作されるようになったのなら人気の理由もわからなくはない。

ただコレだけで1時間以上もある尺をどうやって持たすのかとても興味がある。

この映画の「ソウ」はノコギリだと理解するにはじゅうぶんで、スプラッターと言うより見るに耐えないくらいの痛さを感じさせるようなグロい展開は好みが別れるだろう。

高齢な主人公を補佐する女性がこのゲームを継承するかのようなシーンもあってこのシリーズの次の主人公になるのかも知れない。

しかしこうして観ている自分もアレだが、よくもまあこれだけ胸糞なグロいシーンをあれこれ考えつくものだと呆れてしまうがこう言うのが大好きなファンもしっかり居るのが驚きだ(笑)

見てるだけで痛いシーンの連発に観るのを止めようかと何度も思ったが途中、思わぬ展開になったので続ける事にした。

その代わり悪役がやや弱いと言う弱点がしっかりと補完されダラダラしたストーリーが一気にとても面白くなった。

ラストのどんでん返しもよく考えられていてこの展開はさすがに読めなかったし、途中でリタイアしなくて良かったと思った。

なかなかヒネリのあるホラーおして、確かに人気があるのがよくわかったソウXだった。