「犯罪都市」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のマ・ドンソクが主演を務め、文明崩壊後の韓国を舞台に描いたアクションスリラー。
未曾有の大地震と干ばつによって荒廃し、無法地帯と化したソウル。
屈強なハンターの男ナムサンは、かつて自分が命を救った少女スナの存在を気にかけていた。
ある日、スナが祖母と暮らす小屋に「先生」と呼ばれる女性が訪ねてくる。
先生によると、彼女が所属する団体は10代の子どもたちとその家族を安全な場所で保護しているという。
移住を決めたスナは先生に連れられ、街で唯一崩壊を免れたマンションにたどり着くが、そこは狂気の医師ヤン・ギスが支配する恐ろしい場所だった。
スナの身に危険が迫っていることを知ったナムサンは、彼女を救うべく立ち上がる。
医師ヤン・ギス役に「KCIA 南山の部長たち」のイ・ヒジュン。
「犯罪都市」シリーズなどの武術監督を務めたホ・ミョンヘンがメガホンをとった。
Netflixで2024年1月26日から配信。
今やハリウッド俳優のマ・ドンソクの韓国映画とあらば観なくてはと思ってい迷わず決定(笑)
何処となく名作マッドマックスの世界観を漂わせているのはご愛嬌だが マ・ドンソク作品らしく格闘とお笑いが散りばめられたある意味期待に違わぬ作品だ。
基本的に続編らしいが一作目を知らなくても楽しめるように配慮されている。
ストーリー的にはリベンジもので敵は進撃の巨人よろしく首をはねないと死なない不死身のバケモノ。
そんなワルモノを倒すのがマ・ドンソクというわけだがあのゴツい身体と風貌は確かに強そうだし説得力がある。
悪役もキャラがしっかり立っていてとてもわかりやすく役者の演技も抜群だ。
上映時間も1時間45分程度なのでムダなシーンは極力省かれていてサクサク進行するので観ていて全く飽きない。
ただそれほど難解なストーリーではないので先が簡単に読めてしまうのは残念だ。
こうなるとマッドマックスと言うより「北斗の拳」の世界観でさしずめマ・ドンソクはケンシロウと言うことになる。
要は難しい事は言いっこなしでマ・ドンソクの暴れっぷりを楽しむ作品と捉えたほうが楽しめる。
クライマックスは北斗の拳と言うよりウォーキングデッドみたいになってくるがマッドサイエンティストの文字通りの狂気ぶりが見もので思わず笑えてしまう。
相変わらず韓国映画のアクションシーンは役者が身体を張っていて凄まじく本当にコレで怪我をしていないのなわからなくなる。
この格闘シーンを観ると某東京リベンジャーズのアクションシーンなんてしょぼ過ぎてアクビで涙に暮れてしまった。
ラストは何となく予想通りではあるがソレでもガッツリ作品の世界に没入してしまい時間を忘れていた。
この世界観を引き継げばまだまだ続編が作れそうだがやっぱりマ・ドンソクの映画は面白いと確信させられたバッドランド・ハンターズだった。