らをた広島

食べ歩きブログ

ゴジラxコング 新たなる帝国

ゴジラキングコングの二大怪獣が対決する『ゴジラvsコング』の続編。
ゴジラキングコングが再び激突したことで、それぞれがテリトリーにする地上世界と地下空洞の世界が交錯し、新たな脅威が出現する。
監督のアダム・ウィンガード、アイリーン役のレベッカ・ホール、バーニー役のブライアン・タイリー・ヘンリー、ジア役のケイリー・ホトルら、前作のスタッフとキャストが顔をそろえるほか、『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』などのダン・スティーヴンスらが新たに出演する。

巨大生物の調査研究を行う未確認生物特務機関「モナーク」が、異常なシグナルを察知する。
モナークが警戒を強める中、かつて激闘を繰り広げたゴジラキングコングが現れ、再び戦いを繰り広げる。
さらにゴジラキングコングそれぞれがテリトリーにする地上世界と地下空洞の世界が交錯し、新たな脅威が出現する。

ゴジラマイナスワンのアカデミー賞騒動も冷めやらぬ前に今度はアメリカ版のゴジラ、しかも戦うのはキングコングと来たもんだ。

冒頭からもはやフルCGアニメ映画を観ているかのような錯覚を覚えるほどの映像の連続でやがて人間が実写で登場してホッとした(笑)

相変わらずと言うかやっぱりと言うかアメリカ版ゴジラは何処かトカゲかイグアナのような爬虫類風でコレだけはどうにかならんのかと思う。

怪獣映画ではあるが子供騙しの単なるオコチャま向けB級作品ではなくかなり本格的ではあるがターゲットはやはりティーンエイジャー辺りだろう。

ただ主役はゴジラではなくキングコングの方で脇役ではあるがゴジラの他にモスラまで登場する。

そんな脇役のゴジラではあるが扱いはかなり丁寧で日本発の怪獣ゴジラに一定のリスペクトがあることは理解できる。

怪獣映画なのでストーリー云々はどうのとかではなくふんだんにCGを使ったビックリ映像を楽しむ作品と捉えるのが正しい。

殆どがCG加工された映像ばかりなので人物が映るとなんだかホッとするくらいでまさにガチガチのファンタジー作品ではある。

同じゴジラの映画でも日本のゴジラ作品とはタッチが全く異なるのは面白いと思うし興味深い。

劇中で懐かしいキッスの 「ラヴィン・ユー・ベイビー」(I Was Made For Lovin' You)が挿入歌としてかかって、オッサン世代には涙ものではあるわな。

作品で主役のキングコングに抜歯をしてインプラントを打つシーンがあるがコレは笑えた(笑)

それにメカゴジラの技術でキングコングをいわゆる義体化するのは面白いアイデアだと思う。

クライマックスになるとこの作品ではゴジラが軽快に走り回るのだが日本人的な常識ではゴジラはユックリと歩いているイメージなのでかなり違和感がある。

ラストのリオデジャネイロでの怪獣大戦争はなんだかんだで見入ってしまったのだが思わず「んなアホな!」と言ってしまった。

モスラが非常に良い役柄を演じているしゴジラも決してワルモノではないので何となく安心して観ていられたゴジラxコング 新たなる帝国だった。