らをた広島

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ビーキーパー

カート・ウィマーが脚本を執筆し、デヴィッド・エアーが監督を務めた。

ジェイソン・ステイサムが主役を演じ、ジェレミー・アイアンズ、エミー・レイヴァー=ランプマン(英語版)、ボビー・ナデリ、ジョシュ・ハッチャーソンらが出演する。

「ビーキーパー」と呼ばれる秘密組織の元工作員のミスター・クレイは、彼の友人である隣人がフィッシング詐欺に遭って自殺した後、詐欺組織への復讐へ動き出す。

ジェイソン・ステイサム主演とあらば大体内容は相当想像つくようなリベンジアクション映画。

彼の映画はほとんどあまり難しい事は考えないでスカッとするので好んで観てしまうがその最新作。

当たり前だが、ビーキーパーと言うからただの養蜂場のオッサンの話しではない(笑)

PCに詳しくない老人をフィッシング詐欺にハメて全財産を盗み取るという現代にありがちな内容はリアリティがかなりあって他人事ではない。

物語の展開はむちゃくちゃ早くついて行くのに必死だ。

上映時間は1時間45分で比較的コンパクトに纏まっている作品だろうが観ている限りムダなシーンを極力排除しているように感じる。

悪役も特にラスボスは念が入っていて憎らしい演出が見事で作品を盛り上げるのに一役買っている。

たった一人でとてつもない巨悪に立ち向かい、必殺仕事人のように敵を倒す姿に自分のような世代はどうしてもランボーを連想させる(笑)

ジェイソン・ステイサムの作品らしくシンプルでわかりやすいストーリーで派手な殺しのアクションが見どころと考えて間違いない。

とにかくサクサクと話しは進んで行くので一瞬たりともボーッとなんて出来ず作品にも没入してしまう。

まあそれだけスリリングな作りになっていて面白いし単純に観ていてワクワクさせられる。

主人公が途中から少しだけだが乗るクルマは日産の35GT-Rと言うのも日本人として嬉しい。

とにかく笑える程強く面白いように敵を倒していくがコレが実に痛快だ(笑)

これに巻き込まれるFBIはお気の毒だが殺す相手とそうじゃない相手をキチンと分けて成敗しているのは流石だ(笑)

悪役が如何に悪いかを短時間で表現しなきゃならんがココらへんもよく出来ていて、設定も上手い。

特に終盤着々とラスボスに辿り着いて悪事を表沙汰にしていくのは実に小気味よくある種の爽快感がある。

常識ではとてもじゃないがあり得ない事ではあるが其処はハリウッド映画だけに何でもありだが、設定的に荒唐無稽にはならず一定の説得力があるから面白く感じるのだろう。

ラスト10分は本当に目が離せないので思わず画面に釘付けになってしまうがユーモアのセンスもあるようで笑わせてくれるシーンも多い。

現代のランボーであるビーキーパーの必殺仕事人振りはとにかく凄まじく見どころ満載だ。

ラストはちょっとアッサリし過ぎの感も無きにしもあらずだがエンドロールでハッと我に帰ったザ・ビーキーパーだった。