ここは大分県日田市、進撃の巨人ミュージアム目当てでやってきた。
日田駅の近くにあるラーメン屋さんでかなりの人気店のようだ。
名物はプノンペンラーメンという聞いたことがないラーメンのようで当然これ目当てでやってきた。
カウンターに通されメニューでプノンペンラーメンを注文した。
「プノンペン」と言えばカンボジアの首都くらいしか知識がないのでどういうのがでてくるのか想像すら出来ない。
ちょっと待ってからキタヨ!!中華さとのプノンペンラーメン900円。
これにどういうわけかさつまいもを揚げたようなのが付いてきたのだが、まさかラーメンに入れるってことはないと思うのでデザートなのだろう。
麺は一般的なのより少し太く黄色いのがでてきて味噌ラーメンみたいだと思ったのだが実際に食べてみたらちょっと違った。
それにしてもこの大量にぶっこまれた野菜に圧倒されるが決して青臭くはないのであまり気にならない。
スープは脂がほとんど浮いておらず基本的に醤油ベースだと思うが経験したことがないような香辛料のような香りが漂っている。
煮玉子っていうか茹で卵が最初から入っていて小さく切った豚肉も浮いている。
それとは別に普通のラーメンに入っているようなチャーシューもあってこんな個性的なのは見たことがない。
不思議な味わいではあるがどことなく中華料理の八角みたいな薬膳のような感じで慣れてくると全体にバランスが取れていることがわかってくる。
お店には自分の他にもバイクツーリング集団みたいなのもいたがそのほとんどがこのプノンペンラーメンを注文している。
なんの野菜なのかわからなかったが青梗菜みたいなのにセロリ、トマトみたいなのまで入っていて不思議感は強まるばかりだ。
終盤になると流石に食べ飽きてしまったがそれでもスープの中の麺や具は全部箸でキレイに食べてしまった。
スープの量が多いので完食とは至らなかったがそれでもデザートのさつまいももしっかりと頂いてしまった。
なるほど、個性派と言えばこれほど個性派も珍しいと思うので日田市に来たら焼きそばも悪くないがこのどこにもない中華さとのプノンペンラーメンを味わってみるのも一興だと強く思ったのだった。