らをた広島

食べ歩きブログ

武道実務官

武道の才能に恵まれた男が武道実務官として活躍する姿を描くアクション。

武道実務官の職に就いた主人公が保護観察官と手を組み、犯罪を未然に防ごうとする。

監督などを手掛けるのは『マイ・ハート・パピー』などのキム・ジュファン

『技術者たち』などのキム・ウビン、『ターゲット-出品者は殺人鬼-』などのキム・ソンギュンらがキャストに名を連ねる。

何の予備知識もなく観たネットフリックス韓国映画

マンガみたいなあれよあれよと言っためくるめく展開で立ちどころに取り込まれてしまった(笑)

街の腕自慢が警察に協力する話しだが内容はかなりコミカルに振ってあるのが良い。

実際、笑いの要素が散りばめられていて冒頭から何度も笑ってしまった。

ホントにこの武道実務官ってのが居るのか知らないが韓国ではGPS付き足輪で24時間監視されるのが当たり前のようで、コレからは日本でも悪質な性犯罪者の場合は導入した方が良さそうだ。

韓国だから当たり前かも知れないがヒュンダイのEVが何度も出てきて捜査に使っているが、格好の宣伝になっている。

お笑いだけでなくアクションシーンも役者は体を張っていてかなり迫力があってココらへんはよく出来ている。

肝心の悪役も如何にも、と言う役者が扮していて大事なポイントをしっかり抑えている。

中盤から徐々に緊張感が高まり俄然面白くなってくる。

主人公の役者さんは観たことがないと思うが他の脇役には何人か見たことがある人がいて相変わらず韓国映画は演技に関しては安定感がある。

終盤にかけての格闘シーンは韓国映画らしくとてつもないリアリティで毎度の事ながらコレで本当に怪我していないのかと言うレベルだ。

どんなにグロいシーンでも平気なのだが児童性愛だけは見たくないのでそういうシーンになったら止めようと思ったがさすがにソレはなくて安心した。

この格闘だけでも観る価値があってあまりの凄さに完全に作品の世界に入ってしまっていた。

いわゆる、「泣き笑い」という個人的に大好きな構造になっていてこの脚本が非常に良くできていると感心してしまう。

1時間50分の上映時間にギュウギュウに詰め込んだ感は否めないがその分、展開はサクサク早くて目が離せない。

ラストになってハッと我にかえってしまうようなデキに、コレは面白かったと心底思ってしまった武道実務官だった。

オススメ。