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エイリアン:ロムルス

『エイリアン』の監督であるリドリー・スコットが製作として参加し、同作のその後の物語を描いたSFスリラー。
生きる希望を求めて宇宙ステーション「ロムルス」にやって来た6人の若者が、人間に寄生して進化するエイリアンに遭遇する。

監督は『ドント・ブリーズ』などのフェデ・アルバレス

プリシラ』などのケイリー・スピーニーや『ライ・レーン』などのデヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー、イザベラ・メルセドなどが出演する。

行き場のない6人の若者が、生きる希望を見いだすために宇宙ステーション「ロムルス」にやって来る。
しかしそこには人間を襲い寄生するエイリアンがいた。
酸性の血液であらゆる物質を溶かすエイリアンになすすべもない彼らは、ロムルスから脱出するべくサバイバルを繰り広げる。

個人的にとても楽しみにしていたエイリアンシリーズ最新作。

このシリーズはとにかく全作品観ているが今回はロムルスと言うローマの伝説上の軍神がタイトルに付いている。

作品の中ではロムルスは宇宙ステーションの名前のようでこの中で物語が繰り広げられるのだろう。

作品の順番として一番最初の「エイリアン」の次の作品となるようでそれを意識してか登場するコンピュータやスマートウォッチはどことなく古いのが使われている。

なので最新作なのに一昔前の作品のような雰囲気を意図的に作り出しているように見える。

宇宙ステーションの中であの恐ろしいエイリアンが暴れ回ると言う展開なのは予想出来るが今回もアンドロイドの存在が鍵になるのだろう。

一作目からエイリアンとアンドロイドは切っても切れない関係なのはよくわかる。

コンピュータやデバイスだけでなく宇宙ステーション内部も全て一作目の「エイリアン」の雰囲気を踏襲してると思ったらリドリー・スコットが制作に加わっている事で納得した。

驚いたのは最初のエイリアンでアンドロイド、アッシュを演じた故イアン・ホルムがこの作品の中でもアンドロイドとして「出演」していてCG技術もここ迄来たのかと思った。

しかしあの気色の悪いエイリアンの幼虫?がうじゃうじゃ登場するのは確かに怖い。

だけどストーリーはさして難しくはなくエイリアンが次々と乗組員を襲う話しというのも最初の作品とコンセントを合わせているようだ。

これ以前のエイリアンシリーズの作品は難解になり過ぎてしまって肝心の怖さが減り、正直あまり面白くなくなってしまっていたのでココらへんでリドリー・スコットまで投入して原点回帰!という事のようだ。

そういう意味ではこの作品はエイリアンから受ける恐怖を中心に描いていて、とても好ましいと感じた。

シガニー・ウィーバーが演じたリプリーの後継はやはり女性で彼女がこれからのエイリアンシリーズを引っ張って行くのだろうか。

リドリー・スコットが製作に加わり、 ドント・ブリーズの監督なんてデキが悪いはずもなく、エイリアンファンには琴線に触れる内容だ。

ツッコミ所もありはするが後半もかなり盛り上がるしエイリアンを知らない世代にも幅広く受け入れられそうだ。

特にラストはとんでもない事になってしまってこの作品の続編は最初から織り込み済みのように感じられる。

エイリアンシリーズの新たな展開のきっかけにするつもりなのかわからないが、一番最初のエイリアンにインパクトを受けた世代にはたまらない内容である事は間違いない。

個人的には期待にじゅうぶん応えてくれてとても満足出来たエイリアン:ロムルスだった。

やはりエイリアンはこれくらい怖くなくちゃね(笑)