人間の体内を舞台に擬人化された細胞の活躍を描き、アニメや舞台など、さまざまな形で展開されている清水茜の人気コミック第5巻のエピソードを基にしたアニメ。
胃、小腸、大腸といった消化器官で巻き起こる新たな危機に細胞たちが立ち向かう。
ボイスキャストは花澤香菜、前野智昭、小野大輔、井上喜久子、長縄まりあ、早見沙織、行成とあ、石田彰らがアニメ第1期から続投し、新キャラクターの声を吉田有里、高橋李依、藤原夏海、久保ユリカが務める。
膨大な数の細胞が休みなく働く人間の体の中で、ある日白血球(好中球)と赤血球は、仲間とはぐれた乳酸菌をかくまう一般細胞と出会う。
乳酸菌を仲間の元へ帰すため、白血球と一般細胞は腸へ向かうが、そこで最強の敵であるがん細胞と再会。
がん細胞と悪玉菌により腸内環境は悪化してしまい、白血球たちは危機に陥った体を守るため、壮絶な戦いに挑む。
もうすぐ実写版が公開されるはたらく細胞のアニメーション映画版。
一応テレビアニメはたらく細胞は全部観たがなかなか勉強になる内容に感心した。
その実写版公開を前に予習の意味でコレを観ることにした。
今回も特に免疫系の解説は実に的確で、とてもわかりやすくてよく出来てる。
難解でマニアックな人体の仕組みを実に面白可笑しく紹介するなんて実にありがたいアニメでもある。
この映画は初めて観るのだがどことなく見覚えがあるシーンがあるように思うのは、もしかしてこの映画はテレビ版のまとめたような内容なのだろうか。
とにかくこの映画のテーマは癌細胞のようでコレをどうわかりやすくするのかとても興味がある。
まあ必ずしもアカデミックな視点からではなく、単なるエンタメとしてもじゅうぶんに楽しめるしそういう意味ではよく出来てる。
癌細胞の下りも何となく見たことがあるような気がしないでもないがこの作品をこの一作だけでも紹介できるのいう事では存在意義がある。
難しい医学理論をエンタメにするなんてちょっとこれまで見たことがないジャンルだとは思うがそのコンセントは間違っていないと思う。
ストーリーは至極単純だけど基本的には子供向けな割には大人の全然楽しめる造りは良く考えられている。
今度公開される実写版が楽しみになってしまった「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!だった。