1960年代のアメリカ・シカゴを舞台に、バイクを愛するアウトローたちが集まるモーターサイクルクラブの変遷を描くドラマ。
『テイク・シェルター』などのジェフ・ニコルズがメガホンを取り、写真家ダニー・ライオンが実在のバイカー集団を撮影した写真集「The Bikeriders」に着想を得て製作した。
『エルヴィス』などのオースティン・バトラー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのトム・ハーディ、『フリー・ガイ』などのジョディ・カマーのほか、マイケル・シャノン、マイク・ファイスト、ノーマン・リーダスらが出演する。
1965年アメリカ・シカゴ。
不良とは無縁だったキャシー(ジョディ・カマー)は、無口なバイク乗り・ベニー(オースティン・バトラー)と出会って5週間で結婚を決める。
彼は地元の荒くれ者たちをまとめるジョニー(トム・ハーディ)の右腕でありながら群れることを嫌い、さらに好戦的だった。
やがてジョニーの一味は「ヴァンダルズ」というモーターサイクルクラブに発展し、各地に支部ができるほど拡大するが、クラブ内の人間関係が悪化して敵対クラブとの抗争も勃発。
そして暴走を抑えられないヴァンダルズで最悪の事態が起きる。
アメリカの60年代が舞台のバイク映画。
登場するのはハーレーやインディアンのようないわゆるアメリカンバイクでしかもかなり古い車両なので車種とかさっぱりわからない。
クルマとかも多数出てくるが当時の車両を集めて撮影しているのでこれはこれで大変だったと想像出来る。
序盤があまりにつまらなく感じたので何度も何度もリタイアしようかとおもったのだがそう思うとバイクの走行シーンが出てくるのでどうにか思い留まった。
主役は「エルヴィス」でエルビスプレスリーを演じた役者らしいがそう言えば見覚えがある。
バイクは好きなのだが、どうにもこの「アメリカンバイク」のジャンルだけは何が良いのかさっぱりわからないのでこの作品に出てくるマシンに魅力は感じない。
バイク乗りに取材をしてきる体で描かれているのもなんの意図があるのかよくわからない。
ムダなエロシーンが無いのは評価出来るが全体に展開が遅く観ていてイライラする。
アメリカの古き良き時代を表現しているのかも知れないがこのストーリーがあるのかないのかわからないような展開はかなり苦手ではある。
とにかく後半はとても長く感じられてバイクが出てくるシーンをじっと待つしかなかった。
イマイチ作品に入り込めないのは、どことなくスカした雰囲気によるものなのかわからないが、要は日本のバイク乗りとはかなり事情が違うようだ。
どうにかラストまでたどり着いたが集中力はなくなったので流し見していたが盛り上がりなく淡々と終わってしまった。
昔のアメリカをスタイリッシュに描いた、くらいしか自分には理解できず、何が伝えたいのか最後までわからなかった。
バイクに釣られて観たのだがバイクはオマケみたいな存在で若者の葛藤がメインのようだ。
それにしてもココまでつまらない作品もなかなか出会えないレベルだと痛感したザ・バイクライダーズだった。