らをた広島

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ネットフリックスアニメ 「Tokyo Override」

ヤマハ&ホンダが協力、バイクアクションSFアニメ「Tokyo Override」Netflixで配信

「Tokyo Override」はAIが暮らしに溶け込み、都市生活のすべてが自動化された100年後の東京が舞台。
表向きは“理想的な社会”であるはずの街に潜む巨悪の存在を、はみ出しものの主人公たちが暴いていくバイクアクションSFアニメだ。

本日6月7日には場面カットが解禁。孤独なティーンエイジャー・ハッカーは、唯一の友人からの頼まれごとをきっかけに、この世界では絶滅寸前のオートバイを乗りこなす、はみ出し者グループと出会う。
彼らはある死亡事故の調査を通じ、ユートピアと思われたこの街の衝撃の裏側を目撃することになり……。

監督は、シルヴェスター・スタローン製作シリーズ「アルティメット・ビーストマスター」でプロデューサーを務めるなど、国内外で活動するストーリーテラー・深田祐輔と、ハリウッドのメジャースタジオでの経験を持つタイのヴィーラパトラ・ジナナヴィンが共同で担当。
ヤマハ発動機および本田技研工業の協力のもと、実在するモデルとオリジナルデザインのオートバイが、轟音を上げながらアニメーションの中で未来世界を疾走する。

1話30分、全六話のネットフリックスのフルCGアニメ。

日本で作られているのか舞台は未来の東京でとにかく独特な世界観に慣れないと続けられないだろう。

ホンダとヤマハが協力したということはバイクがかなり本格的に描かれていると期待して観た。

映像は驚くほどキレイだが例によってフルCGアニメ特有のキャラクター達には好みが分かれるだろう。

ソレと売りであるはずのバイクだが確かに知らないヒトが適当に書いたようなのではなくかなりリアリティがある造形だ。

なかなか馴染めなかったが、何となく神山健治版の攻殻機動隊サイコパスを足して割ったような世界観で少しづつ慣れて来たので観続ける事にした。

でもやはりメインなのはバイクのようでコレの表現力に力が入っているのは間違いなくもっとバイクシーンを増やして欲しい。

全てに未来的でハイテクなのにバイクだけは今の市販車に近くどちらかと言えばノスタルジックなマシンにデザインされているのが印象的だ。

最初は世界観の把握に必死でどことなく未来のバイク便みたいなお話しなのかと思っていたがだんだんバイクと殺人事件の陰謀が絡んできて面白くなってくる。

悪役もキャラがしっかりと立っていて善悪の構図がわかりやすく終盤にかけて盛り上がる展開は悪くない。

逆に主役の主張や個性がちょっと弱く感じられココらへんがイライラさせられる原因だろう。

特にバイクのCGはとても美しくこれを観るだけでも楽しめるのだがストーリーにもう少し深みみたいなものを持たせてくれればどんなに良かっただろう。

ただ30分で6話だから約3時間の作品だと思えばこれくらいになるのかも知れないが、とにかく惜しいデキに思えてならない。

主人公がいつバイクに乗るのかと思って期待していたら最後の最後でしかも突然全部コントロールできるなんていかにもアニメだけどまあなかなか楽しめる。

ただラストのオチは相当に雑な印象でもうちょっと世界観とソレに絡めるストーリーを丁寧に描いて欲しかった。

バイクをメインに扱う作品はレースじゃなければこう言う感じのトンデモ走行する方向性になりがちだが、そのジャンルとしてはまだリアリティはある方だろう。

コレだったら続編も作れそうだけど、再生回数によって決まるのだろうが、ちょっと続編に興味がわいたTokyo Overrideだった。