同僚から疎まれ、家族からも疎まれていたエリート刑事カン・ドンウ(チョ・ウジン)は、汚職容疑で同僚警官を逮捕する。
しかし、それをきっかけに、他の同僚たちから孤立したドンウは、田舎で生活を立て直すことを余儀なくされる・・・。
一方、ソウルの賑やかな江南地区で立て続けに起こる女性の連続行方不明事件、そしてドンウの友人の娘が行方不明になったとき、カン・ドンウは再び刑事として、悪、ドラッグ、汚職が蔓延る夜の江南の世界へと足を踏み入れるー。
『江南Bサイド』ディズニープラス スターで11月6日(水)より独占配信開始
ネットフリックスではなくディズニー+の韓国ドラマ。
何の予備知識なしで観ることにした。
刑事もののようだがダークな雰囲気で個人的には好きなジャンルのドラマだ。
出世街道から外れた刑事とチンピラ、そして若い検事と言う設定がなかなか斬新でズバリ面白い。
二重三重に考えられたストーリーは複雑ながらわかりやすくて好感が持てる。
どうでも良いが劇中でよく出てくる韓国車が新型クラウンクロスオーバーに瓜ふたつなのはさすがに苦笑いしてしまった。
基本的に麻薬が話しの中心にあり韓国でも薬物汚染が問題になっているのは間違いない。
昨今の配信韓国ドラマらしくアクションシーンは凄い迫力で観ていてもつい引き込まれてしまう。
主人公の俳優さんは見たことがないが40代くらいでさすがに演技がしっかりしていて安心感がある。
ここらへんはシロウト同然のガキやアイドルばかりが主演の日本の地上波ドラマとは大いに異なる。
ストーリーはそれほど難しくはないし、取り立てて目新しくもないが男の友情みたいなのが描かれていてなかなか面白い。
悪役もタイプの違う3段階居てそれぞれがアクが強い俳優を配していて演技がウマイのも相まって実に憎たらしくて見応えがある。
スッカリこの作品の世界観にハマってしまってラストまで休む事なく一気に観てしまった。
終盤にかけていよいよラスボスが登場して緊迫するがコレに正義感溢れる女性検事が絡んで俄然盛り上がる。
ただ何となく先が読めてしまう展開ではあるが最大の見せ場でもある格闘シーンの迫力もあるし飽きるどころか引き込まれる。
最近はネットフリックスやアマゾンプライムビデオだけではなくいろんなサブスクからドラマ配信されているが、コレがそう言うドラマの平均点くらいなんだとしたら韓国の地上波ドラマは日本の地上波同様つまらなくなって行くだろう。
コレからはドラマも映画同様、無料ではソコソコの物だけで、それなりのデキのものは有料でしか観れなくなる時代が来るのかも知れない。
ラストはかなりイライラさせられてクライマックスを迎えるが幾ら何でも荒唐無稽に過ぎるのでもうちょっとやりようがあったんじゃないかと思った。
しかしトータルで見ればムダなシーンがあまりなくトントン拍子に目まぐるしく展開する非常に良く出来ていたドラマだった河南Bサイドだった。