石川県の加賀温泉を盛り上げるために旅館の女将たちが結成したプロジェクト「レディー・カガ」を題材に描く人間ドラマ。
タップダンサーの夢破れて実家で女将修行を始めた主人公が、地元を盛り上げるためにタップダンスのイベントを行う。
監督などを手掛けるのは『レッドシューズ』などの雑賀俊朗。
『貞子DX』などの小芝風花のほか、松田るか、中村静香、八木アリサ、森崎ウィン、檀れいらが出演する。
石川県・加賀温泉にある老舗旅館ひぐちの一人娘・樋口由香(小芝風花)は、上京してタップダンサーを目指していた。
しかしなかなか芽が出ず夢を諦めた彼女は、実家の旅館に戻って女将修行を始める。
日々の業務に苦戦する中、加賀温泉を盛り上げるためのプロジェクトが発足し、由香は新米女将たちを集めてタップダンスのイベントを開催する。
小芝風花主演なので観た(笑)
タイトルからして加賀温泉絡みである事がヒシヒシと伝わってくる最近よくある地方活性化映画。
この手の作品は基本的にあまり期待しない方が良さそうではあるが、小芝風花を見たいだけで細かい事は気にしない覚悟は出来ている。
始まって五分くらいで大まかなストーリーがわかってしまうと言うのはどうか?と思うが予算的なものもあるし仕方ないか。
イマドキ珍しいスポ根的な鍛え方の表現は古いと言わざるを得ず2024年の作品なのになんだか40年くらい前の映画を観ているようだ。
ストーリーが笑えるほど想像通りのチープさで途中で眠たくなってウトウトしてしまった。
小芝風花は頑張っているのはよくわかるのだが映画はまず脚本が良くないと始まらない。
それにタップダンスがテーマなんて使い尽くされていて昭和初期なのかと笑える。
石川県の紹介作品としては色んな風光明媚な場所がちゃんと納められていてそれなりに機能しているのはわかる。
ツッコミ所も満載で、こんな雑な設定と展開で大丈夫なのか?と思える場面も多々ある。
モトライズに出ている小野木里奈が出演しているのに途中で気がついたがこれくらいしか見どころがないというのも情けない(笑)
最初からずっと違和感を覚えていたが、何だろうと探っていたが最後の方で、誰一人として方言を話さない事だと気がついた。
石川弁と言うのはどういうのかよく知らないが全員が標準語を話すと言うのは加賀地域を全面に出した作品としてはどうなんだろう。
この作品の目玉でもあるラストのタップダンスはなかなか見栄えはするが、最後までコレが和風タップダンスである必要性はわからなかった。
ある意味予想通りのショボさではあったがもっと酷いかと思っていたのでそれよりはマシだったのが救いのレディ加賀だった。
まさに小芝風花のムダ使い(笑)