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ライオン・キング:ムファサ

アニメーションやミュージカルなどで知られる作品を実写映画化した『ライオン・キング』の前日譚を描くドラマ。
前作の主人公であるシンバの父ムファサの若かりし日々を映し出す。
監督を務めるのは『ビール・ストリートの恋人たち』などのバリー・ジェンキンズ。『レベル・リッジ』などのアーロン・ピエール、『シュヴァリエ』などのケルヴィン・ハリソン・Jrのほか、マッツ・ミケルセンセス・ローゲンタンディ・ニュートンらがボイスキャストを担当する。

両親と別れたムファサは、ある群れと出会い共に行動するようになる。
やがて彼は王の血を引くタカ(後のスカー)と強い絆で結ばれる。
ある日、ムファサとタカは強敵であるキロスから仲間たちを守るべく約束の地を目指す旅に出るが、それは彼らの予想をはるかに超えた苦難の日々の始まりだった。

手塚治虫作のジャングル大帝のパクリと名高いディズニーのライオンキングの最新作。

フルCGアニメーション作品なのかと思っていたのだが英語を喋り倒す動物CGだが背景などは実写のように見える。

CGもここまでくるとCGアニメーションと実写の境界はかり曖昧になっているというのが実情だろう。

コレがこのまま進化すれば「俳優」も「撮影」も必要なくなりコンピューターと声優さんだけで映画を作るのが主流とかなりそうだ(笑)

本来、ディズニーはこういうオコチャマ向け作品を扱っていたと思うが最近はアレコレ手を伸ばすだけなら良いがポリコレとかSDGsならまだしもLGBTQ思想で迷走している印象が強い。

しかしこの作品の映像は最新作だけあって驚くほど美しく緻密でCGアニメーションとはとても思えないがコレからはこの手のアニメは増えるのだろう。

特筆すべきは動物が英語を話すがその口の動きと表情まで言葉とちゃんと連動していて本当に話しているようにしか見えないことで、顔に関してはもしかしたらモーションピクチャになっているのかも知れない。

基本的にミュージカルは苦手なのだがこの作品のように動物メインのオコチャマ向けなら悪くないと思えるのは何故なんだろう??(笑)

オコチャマ向けとは言えライオン同士の戦うシーンはかなりの迫力があってCGアニメでもここ迄やれるのかと正直舌を巻いた。

オコチャマ向けだからツッコミ所もかなりあるのだがソレでもコレだけ映像が美しければそれなりに説得力もあって大人でも楽しめる。

ストーリー自体は古典的と言うか使い古されてベッタベタで直ぐに結末が見えてくるがソレでもこの手の作品はこれで良いのだろう。

2時間丁度の上映時間はオコチャマには辛いかも知れないが、そこら辺は配慮されていて飽きないような工夫が見られる。

どちらにしろこの美しい映像を楽しむ作品なのでそういう細かい事は気にしないで、単純に考えた方が良さそうだ。

個人的にはストーリーにもうひとヒネリ欲しいとは思うがラストまで一気に観てしまったので面白かったのだろう。

CGアニメーションの未来が見えたような気がしたライオン・キング:ムファサだった。