
俳優業だけでなく『ハクソー・リッジ』などで監督としても活動するメル・ギブソンがメガホンを取ったアクションサスペンス。
裁判での証言を控えた重要参考人を移送する航空機を舞台に、上空1万フィートの機内で繰り広げられる攻防を描く。
『トランスフォーマー』シリーズなどのマーク・ウォールバーグが主演を務め、共演には『ダウントン・アビー』シリーズなどのミシェル・ドッカリー、『ブラック・クランズマン』などのトファー・グレイスらが名を連ねる。

ある事件の重要参考人・ウィンストン(トファー・グレイス)を裁判で証言させるため、アラスカからニューヨークまで移送する機密任務を受けたハリス保安官補(ミシェル・ドッカリー)。二人が搭乗する航空機にパイロットのダリル(マーク・ウォールバーグ)も乗り込み、離陸した機体は上空1万フィートまで上昇。
フライトは順調に進むかに思われた。ところが、後部座席につながれたウィンストンが足元に落ちていたパイロットライセンス証に目を留めると、その顔写真は飛行機を操縦しているダリルとは全く別人のものだった。

マッドマックスで有名なあのメル・ギブソンが監督のサスペンス映画。
要は飛行機の中で起こる出来事がテーマの作品のようだ。

主演はマーク・ウォールバーグで彼の作品はどれも大概面白いので好んで観ている。
自分自身は高所恐怖症なので可能な限り飛行機には乗りたくないのだがこういう映画でのお話しなら落ちる事はないので楽しめる。

ストーリーは当初に予想していたのとちょっと違ってけっこう手が込んでいる。
上映時間は1時間半しかないのでとにかく冒頭からサクサク進行してくれて楽しい。

メル・ギブソン監督、マーク・ウォールバーグの割には全体にB級感が漂う作品で、スタッフのネームバリューで大作を期待せずにいた方が楽しめる。
ずっと小さな飛行機の中での三人の心理戦が続くのでどことなく舞台劇みたいに見えてくる。

膠着状態になってからコレをどう展開させるのかさっぱりわからないし、それが面白いとも言える。
マーク・ウォールバーグはハゲていてかなり老けて見えるのだがこれは今回の作品での役割からなのだろう。

事態は二転三転して行くのだがとにかくずっと緊張感が保たれていてハラハライライラさせてくれる。
そういう意味ではメル・ギブソン監督はなかなかに造り方がウマイ。

若干ツッコミどころも有りはするがそれでもリアリティはちゃんとあって終盤まで一気に見せてくれる。
ラストはハリウッド映画らしく激しく盛り上がるがコレに完全に飲み込まれてしまっていた。

最後までB級映画感は有りはするがそれでも個人的にはかなり面白かったフライト・リスクだった。