らをた広島

食べ歩きブログ

ランボー

1982年12月公開 93分

シルベスター・スタローン主演でベトナム帰還兵ランボーの孤独な闘いを描き、「ロッキー」シリーズと並んでスタローンの代表作となった名作アクション映画。

1981年、ワシントン州ベトナム戦争の帰還兵ジョン・ランボーはかつての戦友のもとを訪ねるが、彼は戦場で使用された化学兵器の後遺症によって既に他界していた。

その後、ランボーは食事を摂ろうと訪れた町で警官から難癖をつけられて理不尽にも逮捕され、警察署で屈辱的な仕打ちを受ける。

ついに怒りを爆発させたランボーは、署内の警官たちを打ち倒して山奥へ逃亡。

帰還兵に冷たく当たる国に対してたった1人で立ち向かうことを決意し、数百人もの警官隊を相手に壮絶な戦いを繰り広げる。

スタローンがスタントなしで激しいアクションシーンを自ら演じ、「暗くなるまで待って」のリチャード・クレンナが共演。

作家デビッド・マレルのベストセラー小説「一人だけの軍隊」を原作に、「荒野の千鳥足」のテッド・コッチェフ監督がメガホンをとった。

ロッキーで一発当てたシルヴェスター・スタローンがその後ヒット作に恵まれず自ら売り込んで主役を射止めたと昔、映画雑誌で呼んだ作品。

公開当時大ヒットしていたランボー2を初めて映画館で観てその後、この1作目をレンタルビデオで観た記憶がある。

レンタルビデオにも慣れていなかったのでランボーを借りたと思ったら「ランボー者」というパクリインチキ作品を間違って借りてショックを受けた苦い過去を思い出した(笑)

今から43年も前の作品なので当たり前だがシルヴェスター・スタローンはかなり若くて驚いた(笑)

この映画のクレジットにもあるがシルヴェスター・スタローンは共同ではあるが脚本を担当していてその肉体派俳優とは違った多才ぶりを発揮している。

グリーンベレーランボーのゲリラ戦の無敵さがどうしてもクローズアップされるが、この作品は英雄のはずだった帰還兵の悲哀を描いている。

今こうして観るといわゆる悪役の俳優たちさホントによく頑張っていて憎らしい演技の連発だ(笑)

この頃のアメ車はムダにドンガラがバカデカくソレがカーアクションを派手に見せている。

ヤマハXTだと思うがランボーの逃走シーンは明らかにスタントマンの別人で、ココらへんは如何にも昔の映画ならではの粗さが垣間見える。

この頃既にシルヴェスター・スタローンは素晴らしく見栄えの良い肉体をしておりやはりこう言う役柄はヒョロガリには務まらない。

途中の断崖絶壁から大きな木に飛び降りるシーンはスタントなしでホントにやっていてシルヴェスター・スタローンがこのシーンで骨折したのは有名な話しだ。

40年以上前の映画ながら今でもこのシーンの凄まじい迫力は全く色褪せていない。

この1作目はまぁまぁだったと思うがこの続編のランボー2 /怒りの脱出は日本でも大ヒットしたのはリアルタイムで経験している。

その後ランボーシリーズはシルヴェスター・スタローンの代表作の一つとなる。

今見てもランボーのゲリラ戦での無双ぶりは笑えてしまうくらい圧倒的で、この作品では敵が同じアメリカ人なので思い切って殺せなかったのがジレンマだったのだろう。

ランボーの唯一の理解者トラウトマン大佐も久しぶりに見たがこの俳優さんが亡くなったときはショックだったのをよく覚えている。

実際、トラウトマン大佐が出なくなってからは無敵のランボーの頭の上がらない上司がいなくなって彼を諭して説得する目の上のたんこぶみたいなヒトがいなくなってしまった。

シルヴェスター・スタローンの映画はこの作品に限った事じゃないが上映時間が1時間半しかないのでムダなシーンがなくとてもリズミカルにサクサクと展開して行く。

原題はFirst Bloodでコレは「先制攻撃」とか「先に突っかかる」の意味でなるほどそういう内容になっている。

この作品は小説が原作なのだが映画化に当たり内容はかなり変更されているようで、そのお陰で続編がどんどん作られたのなら結果的にソレも仕方なかったのだろう。

たった一人で中隊並みの破壊力を発揮するランボーに意地を張り続ける保安官の構図は非常単純平均な設定ながら、ここ迄ゲリラ戦の達人だったら映画として成立する事を教えてくれている。

ただその強さが絵空事になっておらずちゃんとリアリティがあるので、面白いと言うことになるのだと思う。

ラストはイマイチ、モヤっとするのだがそれでも今でもその続編が観たいと思わせてくれるランボーだった。