
作品データ
製作年
2012年
製作国
日本
上映時間
71分
「ノロイ」の鬼才・白石晃士監督が、日本各地で噂される都市伝説をモチーフに描くフェイクドキュメンタリー「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」のシリーズ第1弾。
とある映像制作会社に、1本のテープが送られてくる。
それは、マスクとトレンチコートを着用した怪しげな長髪の女を隠し撮りしたもので、カメラに気づいた女が猛スピードで追いかけてくる様子まで映しだされていた。
その特徴から「口裂け女」であると推測したディレクターの工藤とアシスタントの市川は、真相を確かめるべく投稿者と共に現場へと向かうが……。

スミッツさんに薦められてAmazonプライムビデオで観た。
基本的にドキュメンタリータッチのホラー作品。
口裂け女って大昔に子供の間で都市伝説のように流行ったお化けみたいたもんで何だか懐かしさも感じる。

確かにホラーなのだが扱っているのが口裂け女だけに映画と言うか昔の木曜スペシャルでやっていたような矢追純一シリーズみたいな雰囲気がある。
昭和のインチキカルトテレビを久しぶりに観させてもらったような感じは正直嬉しい(笑)
役者は見事に全員知らないヒトばかりで映画と言うよりVシネマみたいな映像になる。

ガキの頃ならコレでも相当に怖かったんだと思うが今の年齢になるとさすがに刺激が足りずに淡々と見ていられる(笑)
タイトルからして口裂け女がメインなんだと思うが肝心の口裂け女がなかなか出てこないのでイライラしてしまったが上映時間かわ1時間しかないのでココらへんは大丈夫だ。
だんだんと核心に触れて行くのだがこの展開はまさに昔の木曜スペシャルみたいでちょっとワクワクさせられる。

ホラーなのだから勿論怖いことは大事なのだがこの如何にも手作り感のある映像はなんだかんだで面白い。
口裂け女が徐々に登場して来るのだがコレがどうなるのか楽しみになった。
やっと「主役」の口裂け女は出てくれるのだがドキュメンタリーに拘ってるからかよく見えなくてガッカリだ。

怖いと言えば口裂け女よりも出てくるオッサンの偉そうで強硬なパワハラ紛いの態度の方が怖い(笑)
ラストも昔の木曜スペシャルのように長々と見た後に何だかよくわからないような結末に苦笑いしてしまった。
この戦慄怪奇ファイルはシリーズ化されているようでもう少し追跡してみようと思った戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦だった。