らをた広島

食べ歩きブログ

あの人が消えた

次々に人が消えるとうわさされるマンションを舞台にしたミステリー。

いわくつきのマンションに出入りする配達員の青年が、ある住人の秘密を知ったことをきっかけに思いも寄らぬ事件に巻き込まれる。

メガホンを取ったのは『お前はまだグンマを知らない』シリーズなどの水野格。

マンションの謎を探ろうとする配達員を『映画『からかい上手の高木さん』』などの高橋文哉、彼の先輩を『あなたの番です』シリーズなどの田中圭が演じる。

次々に人が消えるとささやかれるマンション。

そこへ毎日のように出入りする配達員の丸子(高橋文哉)は、ある住人の秘密を偶然知ってしまう。

小説家を目指す職場の先輩・荒川(田中圭)に相談しながら住人の正体を突き止めようとする中、二人は思いもしない大事件に巻き込まれていく。

今や売れっ子の高橋文哉主演作品と言うことで観たのだが、決して田中圭を見たかった訳ではない(笑)

かなり思わせぶりなタイトルではあるが、この作品は流行りのマンガや小説原作ではなく完全オリジナルというのも目新しい。

監督の水野格氏は日テレ所属でバカリズム脚本ドラマ「ブラッシュアップ」や「ホットスポット」の演出をやっていたヒトのようでこの映画もそれらのスタッフが関わっているのだろう。

個人的にこの二つのドラマはハマってしまったので、この作品も期待してしまった次第である。

コミカルだった「ブラッシュアップ」や「ホットスポット」と比較してテイストはちょっと違っていてシリアスでダークな雰囲気だ。

そんな中、田中圭はお笑い担当なのかキャストの中ではかなり目立っている。

田中圭袴田吉彦が出ていてあるマンションの住人の謎が関わってくるとかどちらかと言えば同じ日テレドラマ「あなたの番です」みたいな展開ではある。

なんだか状況的に染谷将太が犯人みたいになって行くのだがおそらくは、そのまま進行していくとはとても思えない。

中盤から予想もつかない方向にストーリーは流れて行くのだが、みるみる「ホットスポット」みたいにコミカルになって行くのはかなり興味深い。

それはホットスポットに出演していた坂井真紀や菊地凛子が次々と出てきたのも大いに関係ある。

最初のシリアスさはほぼなくなって完全にコメディ路線へとある意味暴走する(笑)

これはおそらくは大きなオチが仕掛けてある筈でこのオチのデキ次第が作品の評価を決めるようになるパターンだと気がついた。

なるほど終盤に再びしれーっとシリアス路線に戻ったのにはマジで驚いた。

全く予想だにしなかったデカいオチに圧倒されて正直我が目を疑った。

若干ツッコミ所はありはするがソレを差し引いても映画としてのエンタメ性が高くズバリ面白かった。

最近の邦画はおしなべてレベルが高くなったようでコレからも期待できると確信したあの人が消えただった。