らをた広島

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ネットフリックスドラマ 広場

弟を殺されたソ・ジソプが裏社会に復帰して暴れまくる痛快なアクションノワール

本作において『広場』の意味は裏社会の暴力団が非合法な活動をするナワバリのこと。ひいてはソウル市全体のこと。

11年前:暴力団抗争で大問題を起こしたジュウン組のナム・ギジュン(ソ・ジソプ)は責任を取ってアキレス腱を切断して引退。弟のギソクはジュウン組に入り、順調に出世していった。

現在:現在は引退してキャンプ場経営の仕事をしていた。しかしある日、ジュウン組のNo.2になっていたギソクが何者かに殺される事件が発生。ギジュンは復讐を誓い、対抗組織・ボンサン組に単身で立ち向かっていく。果たしてギソクは誰の命令で殺されたのか?ギジュンは容赦ない暴力で関係者たちを追い詰めていく。。。

1話約40分、全7話のネットフリックス韓国ドラマ。

大注目のイカゲーム3と同月に配信されたのでその影に隠れてしまった印象があるがこちらもなかなかの力作だ。

ジャンル的にはヤクザのリベンジもので激しいアクションが売りの作品だ。

それに1話が45分程度、実質30分前後と短いのでストーリーが非情にサクサクと進んでくれるので観ていてもあれよあれよの展開についていくのも必死になるほどだ。

それにしても主役のナム・ギジュンの強い事強い事。

もはや北斗の拳ケンシロウラオウ状態でアキレス腱を切っている設定がその強さを余計に引き立てているように見える。

女性はほとんど出演せず相当に男っぽい作品だがそれほどむさ苦しくはなく、ここ迄振り切ると清々しい。

絵に書いたようなボンボン馬鹿息子が出てくるがこれを演じている若い俳優さんの演技も無性に憎らしくて素晴らしく作品を盛り上げるのに一役買っている。

ただ尺の関係でこのドラ息子が黒幕とは思えずその後ろに巨悪がいるのは確実だがストーリー自体は単純でわかりやすい。

それにしても悪役や味方を含めて何処かで見たような俳優さんがどんどん出て来て、この作品が如何に大作かよくわかる。

韓国ヤクザの流儀なのかは知らないがこの作品に出てくるヤクザは皆、銃を全く使わないのはちょっと違和感がある。

作品の後半に入ると日本語を話す日本人ヤクザが登場してきてますますこのドラマの虜になってしまった。

ただその日本人らしき俳優は知らない人なので本当に日本人なのかどうかはわからないが、頼むから変な反日思考を持ち出さないでくれと要らん心配をしてしまった。

ランボーコマンドーを思わせる無敵ぶりに観ていてもスカッとするが、さすがな打たれ強過ぎる所はツッコミドコロでもある。

大きなヤクザの親分の息子が検察官と言う設定も斬新ではあるが、逆にココがこの作品のミソだと直ぐにわかってしまう。

終盤になり全体像が見えてくるが大方予想通りの展開で見どころはやはりストーリーではなく主人公の呆れる位のバカ強さでこと立ち回りこそが真髄だ。

かなり男臭いドラマだがヤクザの美学みたいなのに貫かれていてかなり硬派でそれぞれのキャラクターがカッコいい。

やがてラスボスが明らかになり大掛かりなリベンジが敢行させるのだがコレがおそらくはこのドラマのクライマックスになるはず。

最終話での凄まじいまでのアクションはまさに画面を凝視して動けなくなってしまった。

主人公も凄いが各悪役が実に憎たらしく演じていてその演技力に感心する。

そんな中、ラスボスの俳優だけは悪さの表現力がちょっと弱いような気もしないでもないがそれでも作品的にかかなり面白かった。

ジョン・ウィック並の不死身さには若干ツッコミドコロもあるが最近の韓国ドラマにしては出来が良かったネットフリックスドラマ広場だった。