
ある日、プロディジー シティにウェイランド・ユタニ社の宇宙船「マギノット号」が墜落する事件が起こる。
宇宙船の中に格納されていたモノを回収するべく派遣されたのは、ウェンディを中心とした、人間の力をはるかに凌駕する身体能力を持つ<ハイブリッド>たち。
しかし、船内は荒れ果てた廃墟のようになっており、乗組員の「宇宙の暗黒から、5種の生命体を回収した」との証言と共に、“何か”が格納されたコンテナ。
それは、最悪の悲劇の始まりだった。
ディズニープラス「スター」で8月13日(水)より独占配信

製作総指揮
リドリー・スコット
監督
ノア・ホーリー
出演者
シドニー・チャンドラー
アレックス・ローサー
ティモシー・オリファント
エッシー・デイヴィス
サミュエル・ブレンキン
バブー・シーセイ
デイビット・リスダール
アダーシュ・ゴーラブ

あの、エイリアンのドラマ版は最初の映画「エイリアン」のその前を描く全八話。
エイリアンシリーズは最初の作品を友人に騙されて映画館で観て死ぬほどショックを受けたのをよく覚えているしそのほとんどを観ている。

要はエイリアンシリーズのファンだ。
今回遂にディズニープラスでドラマ化されたが、以前のドラマと最近の配信系ドラマはその意味合いが全く違うので期待できる。

エイリアンのお約束である宇宙船と乗組員、そしてアンドロイドもキッチリ登場して、やはりこれは第一作目のオマージュみたいな作りになっているのは嬉しい。
舞台である宇宙船の内部も最新の機器ではなく何処となく一作目の頃のコンピュータらしきものが配置されているのはオールドファンへの配慮か?

この作品は「プロメテウス」の後、一作目「エイリアン」の2年前という設定だ。
劇中にトム&ジェリーやアイス・エイジなどアニメがバンバン出てくるがコレって今や全部ディズニーが権利持っているのか知らないが、懐かしく見てしまった(笑)

ドラマと言いながら内容は長編映画でパニックシーンとかの迫力は手抜きなしでハンパない。
エイリアンに占拠された宇宙船がそのまま地球に不時着する展開はこれ迄見た事がなく新しいエイリアンを作ろうとしているのはよくわかる。

最初はだれが主人公なのかわからなかったがだんだん謎が解けてどうやらサイボーグの女の子のようで、それなら結果的にエイリアン対サイボーグみたいになるのかと予想してしまう。
エイリアンシリーズで有れば、ヒーローものに振れる事なくやっぱりスリラーやホラーであって欲しいものだ。

第一話を観る限りはソレは杞憂に終わりグロいシーン連発でコレはこの先期待してしまう。
それより第一話エンディング曲がブラック・サバスで今は亡きロニー・ジェイムス・ディオの歌声が渋い。

ドラマ化に当たって映像表現がお茶の間向けにマイルドになっていたらどうしよう?と心配していたのだがソレは杞憂に終わりキッチリグロいシーンが堪能出来るので安心した。
エイリアンと云えば待望のタマゴが出てきて此処から人間の顔に幼虫がしがみついた後、体内に入って変態し腹を突き破って出てくるギミックが楽しめる。

第二話はブラック・サバスと違うがやはりヘヴィメタルでおそらくはこのパターンで進んで行くのだろう。
劇中で「見ざる、言わざる、聞かざる」が日本語のまま登場するがこんなふうに日本の言い伝えが原文のまま引用されるような時代になったかと少々感激した。

エイリアンのコンピュータは「マザー」だが2001年宇宙の旅では「HAL」だったしエヴァンゲリオンでは「MAGI」だったがこういうメインコンピュータの名づけはエイリアンが元祖でいいのかな?
そのマザーだが今風のOSではなく昔のMS-DOSみたいな表示は今となっては懐かしい。

最近のこの手の配信系はほとんどそうだがこのエイリアンもドラマと言いながら実質は長尺の映画でその品質は凄まじく高い。
こんなの幾ら予算がかかったのかわからないがもはや日本の地上波ドラマなんぞショボくて観るに耐えなくなりそうだ。

一番最初のエイリアンのタマゴ→カブトガニみたいなのが顔に張り付く→カブトガニ取れて一旦蘇る→体内からエイリアンが腹から飛び出してくると言ったパターンは踏襲されていて、やはりエイリアンはこうでなくては!と再確認した。
途中から島が舞台になりエイリアンとの戦いになるのだが、これって実質宇宙船の中と同じような閉じた世界になっているので、やはり一番最初のエイリアンと通じる展開になる。

ディズニー+は一週間で一話公開なのでとにかく次の話を待ち望んでようやっと最終話まで辿り着いた。
孤島でエイリアンが増殖したら、と言う恐ろしい展開にどう言う決着が付くのか、或いはヤギの目に入り込んだタコみたいなエイリアンはどうするのか?興味は尽きない。

最終話なのに淡々とした内容で尺は大丈夫なんか?と心配になったがやっと怒涛の展開を見せてくれる。
ただラストに関してはちょっと大人しすぎて賛否が分かれそうではあるかな。

ただこの後をどうするのかアレコレ考えさせられるのだが全体としてはかなり面白かったエイリアン:アースだった。