
7月にTOSテレビ大分で放送の新作時代劇「はぐれ鴉」が、早くも8月に時代劇専門チャンネルで放送!第25回大藪春彦賞を受賞した赤神諒原作による同名小説を映像化した本作は、現在の大分県竹田市を舞台に、かつて藩内で起きた城代一族郎党含め二十六人殺しという凄惨な事件からはじまるひとりの男の復讐劇を描く。

寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族郎党含め二十六人殺しという凄惨な事件が起きた。一人逃げのびた幼き次郎丸は復讐のため、江戸で剣の腕を磨き山川才次郎(神尾楓珠)と名を変え、叔父である現城代・玉田巧佐衛門(椎名桔平)がいる竹田の地を十四年ぶりに踏んだ。長い時を経て再会した巧佐衛門は、兇行を目の当たりにした当時の印象と違い、みすぼらしい容姿で、高位にありながら地位や名誉に関心がない変わり者“はぐれ鴉”と周囲から噂されていた。そして才次郎は竹田小町と評判の巧佐衛門の娘・英里(山本千尋)と出会い、予期せず惹かれていく。恋か復讐か、千々に乱れる心を抱きながらも、煮え滾る復讐心を支えに必ずや叔父を討つと心に誓うのだが……。

テレビ大分で放送された時代劇。
CS放送の時代劇チャンネルで観た。

どう言う経緯で製作されたのかはわからないが豪華キャストでテレビドラマと言うより時代劇映画に見える。
調べてみたらテレビ大分開局55周年記念ドラマのようで大分では有名なお話しなのかも知れない。

何処で撮影したのか知らないがちゃんとした時代劇でテレビドラマに留まらないくらいの予算が使われていることがわかる。
主役はそれならば大分出身を使えば良いと思うがこの作品の主人公 神尾楓珠は東京出身のようだ(笑)

部下の武士の役でティモンディの高岸が出ていてデカい図体だし演技も上達していて、コレからも俳優仕事が増えるんじゃないか。
財前直見が湯治場の世話焼き女将で出ているのだがスッカリそんな役が似合う年齢になられたようだ。

基本的にリベンジものだと思うが肝心の悪役がなかなか出て来ずストーリーの組み立てがわかりにくい。
主演もまあまあだがヒロインの女優さんの演技が他に比べて拙いのでコレが気になってもう一つこの作品に入っていけない。

クサい演技でも押し通せる時代劇でコレなら現代劇はキツいだろう。
時代劇の見せ場はなんと言ってもチャンバラだと思うがこの作品のソレは旧態依然で目新しさがなく、最新作とは思えないショボさに苦笑いしてしまった。

CGを駆使してもう少し現代のチャンバラを提案するくらいの気概が欲しかった。
最近は戦隊ものでももうちょっとリアリティーがある映像を作っているのに再び時代劇を盛り上げるとかそういう気骨あるスタッフはおらんかったのか。

ストーリーは正直よくわからんままにキリシタン賛歌みたいな変な方向に流れて行って余計わけがわからんようになってつまらない。
コレだったら劇場公開したら惨憺たる興行成績になりそうなので、特番で良かったのかも知れない。

とにかく退屈でしんどかったはぐれ鴉だった。