らをた広島

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六人の嘘つきな大学生

就職活動中の大学生たちの裏の顔を描いた浅倉秋成の小説を、『ゴジラ-1.0』などの浜辺美波とドラマ「こっち向いてよ向井くん」などの赤楚衛二主演で描いた群像サスペンス。

新卒採用試験の最終選考に残った6人の大学生が内定を懸けて競う中、それぞれの罪を告発する封筒が見つかる。

共演は『小さな恋のうた』などの佐野勇斗など。

監督を『キサラギ』や『ストロベリーナイト』シリーズなどの佐藤祐市が務める。

あるエンターテインメント企業の新卒採用試験で最終選考に残った嶌衣織(浜辺美波)や波多野祥吾(赤楚衛二)ら6人に、1か月後にチームでグループディスカッションを行うという課題が与えられる。

しかし本番の直前、課題が「6人の中から一人の内定者を決める」という内容に変更され、さらに、各人の名の書かれた6通の封筒が発見される。

その中にはそれぞれが犯した罪を記した告発文が入っていた。

浜辺美波主演と言うことで観た(笑)

ストーリーがつまらなくても浜辺美波を愛でると言う滑り止めがあると言う訳だ。

企業の就職試験を受ける六人の大学生の話し。

原作は小説のようでラジオドラマや舞台化されているようだがテレビドラマ化されていないのは短編小説なのだろうか。

物語はサクサクと進行していくのだが基本的に六人のお話なので確かにコレは舞台劇には向いている。

仲良しだった六人がヤバい過去を暴かれる告発分をキッカケに一気に敵対関係になる下りは確かにワクワクさせられる。

スリリングな展開を期待していたのだが、物語の設定にかなりムリがあるために、リアリティーがなさ過ぎて観ていてバカバカしくなる。

密室で六人だけの物語は舞台っぽさが滲みでていて、コレは確かにテレビドラマには合わないわ。

大して盛り上がらないストーリーを演出でどうにか映画作品に仕立てている感じがして見飽きてくる。

コレだったら普通に殺人事件の犯人推理ものにした方がわかりやすかろう。

中盤からは完全に浜辺美波を愛でる方向性に舵を切る事に決定だ(笑)。

六人の役者さんは頑張って演技していて見応えは確かにあるのが救いだ。

今風なストーリーではあるが舞台とキャラ設定次第では古典的な推理ものにも見えなくもない。

大抵の映画は長い内容を2時間に詰め込むので凝縮感を覚えるのだがこの作品は逆でおそらくは30分程度の内容をなんだかんだで引き伸ばしている印象がある。

コレを観て、おお!意外な犯人だ!とはならんだろう。

その犯人の動機も後付け感がありありで驚きも感動もなくただ惰性で観るしかなかった。

終盤は残り時間が気になって気になって仕方がなかった。

ラストはまあ普通ではあるが実は皆良い人みたいな結論はガッカリしてしまった。

世間的にはどう言う評価なのかは知らないがもうちょっと現実味があるストーリーにしないとこの作品にはどうしても入って行けない。

浜辺美波目当てであればまあまあ満足できるのだが浜辺美波がラスボスで犯人だったら面白かったのに、と残念だった六人の嘘つきな大学生だった。