
作・廣嶋玲子、絵・jyajyaによる児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズを実写映画化。
不思議な駄菓子屋「銭天堂」を舞台に、願いがかなうといわれる駄菓子を買った人々の物語を描く。
監督は『スマホを落としただけなのに』シリーズなどの中田秀夫、脚本は『きみの色』などの吉田玲子が担当。
銭天堂の店主を『老後の資金がありません!』などの天海祐希が演じ、アイドルグループ「なにわ男子」の大橋和也、『リゾートバイト』などの伊原六花、『夜明けのすべて』などの上白石萌音らが共演する。

新米教師の等々力小太郎(大橋和也)は赴任先の小学校で生徒たちから不思議な駄菓子屋のうわさを聞く。
「銭天堂」という店の主・紅子(天海祐希)が薦める駄菓子を食べると願いがかなうが、食べ方や使い方を間違えると大変なことになるのだという。
やがて、銭天堂の駄菓子を買ったとおぼしき人々の様子がおかしくなり、小太郎がひそかに思いを寄せる雑誌編集者・相田陽子(伊原六花)にも異変が現れる。
そんな中、彼はよどみという店主(上白石萌音)が営む駄菓子屋「たたりめ堂」の存在を知る。

天海祐希主演の日本映画。
原作は子供向けの小説のようで、大体に天海祐希主演のドラマや映画はハズレがほぼ無いと思うので観ることにした。

天海祐希は駄菓子屋の婆さんなのだが髪型以外は婆さんには見えない(笑)
子供向けの小説原作って言えどこの映画自体はオコチャマ向けと言う事はなく幅広い層をターゲットにしているようだ。

お笑いコンビダイアンが登場してきて「ゴイゴイスー」には笑えた。
それにシソンヌじろうも先生役で登場してどうやらお笑い芸人がかなりキャスティングされているようだ。

特にコントがメインのお笑い芸人さんはおしなべて演技が上手いので見ていても安定感がある。
子供がメインのではなくちゃんと大人の演者も登場してきて、なかなか面白い展開をしてくれる。

ただどういう客層をターゲットにしているのかわからないが、やや極端なストーリーにも思えなくもない。
そう言う意味ではやはりこの作品のターゲットはオコチャマなのだろう。

それにしても上白石萌音はこれ迄見た事がないような役をやっていて、最初は誰なのか分からなかった程(笑)
2時間近くの上映時間ではあるが物語の盛り上がりに欠けるので中盤から後半にかけて退屈になってくる。

それでもなんだか無理くりに盛り上げているみたいに見えて、要は内容が薄っぺらくて貧相なのは致命的だ。
だから気がついたらウトウトしてしまっていた。

じゃあ子供だったら面白がるとも思えないので、もうちょっとどうにかならんのか、とイライラしてきた。
上白石萌音や天海祐希の無駄遣いこの上ない作品にウンザリしてしまった。

ラストのオチも「ナンジャそりゃ」と言った在り来りなのでため息しか出なくなった。
オコチャマ向けにするならもっと思い切ってわかりやすい子供ターゲット作品に仕立てたほうが良かったんじゃないか。

コメディでもホラーでも恋愛ものでもないとにかくとっ散らかってしまって、コンセプトの中途半端さだけが悪目立ちする作品になってしまっている。
興行成績はどうだったのかよく知らないがもうちょっとどうにかしてほしいと思ったふしぎ駄菓子屋 銭天堂だった。