らをた広島

食べ歩きブログ

捏造された都市

物語の主⼈公は、“模範市⺠”のような善良な男、パク・テジュン(チ・チャンウク)。

野⼼と優しさを兼ね備え、家族と友⼈に⽀えられながら夢に向かって邁進していたテジュンの⼈⽣だが、ある⽇携帯電話を拾ったことにより、⼈⽣が暗転する。

彼に降りかかったのは、会ったこともない⼥性を襲って殺害したという、⾝に覚えのない強姦殺⼈容疑だった。

裁判の結果は“終⾝刑”。

彼は瞬く間に奈落へと突き落とされてしまう――。

未来を閉ざされた彼に残されたのは、憔悴しきった⼼と、冤罪に対する怒り。

しかし、⾃分と同じ境遇の新⼊囚⼈と出会うことによって、テジュンは⾃分だけではなく数多くの⼈々が、無実であるのに破滅に追いやられることを知り、「必ず犯⼈を突き⽌め、償わせる」と決意する。

その圧倒的な⿊幕は、アン・ヨハン(ド・ギョンス)。

テジュンは、ヨハンが犯⼈だという明確な証拠をつかむことができるのか。

⼿に汗握るアクション、緻密に張り巡らされたサスペンス、そして絶望から⽴ち上がったテジュンの復讐の結末に注目だ。

ディズニープラスで公開されな韓国ドラマ。

リベンジもののようで激しいアクションが見せ場のようで全12話あるが一話が実質40分程度なのでサクッと観ることができる。

話しのキッカケはまさに「スマホを拾っただけなのに」で現代だとコレはかなりリアリティがあって怖い。

韓国ドラマは大概、どのドラマや映画でも必ず見た事があるような役者が数人は出ているものだがこの捏造された都市では、そう言うヒトがほとんどいない。

基本的に冤罪に巻き込まれた主人公の復讐劇と考えて間違いない。

時代設定は現代のようだがその冤罪の理由がなかなかハッキリと表現されないのでイライラするのだが、コレはどうなんだろう。

大きな陰謀に巻き込まれるとでも設定しているのかわからないが、やや強引な展開で有ることは認めざるを得ない。

もうちょっと主人公がハメられた経過を丁寧に描いてくれないとストーリーの大前提がかなり弱くなってしまうのは残念だ。

その分、あれよあれよとサクサク進行するのはとても好ましい。

どん底の表現はわかりやすくその悲惨さを伝えてきてコレはとても良く出来ている。

ラスボスがなかなか登場しないので物語の背景が皆目わからずイライラさせられたが3話でやっと全体像が見えてきて俄然面白くなる。

少し前に流行った米の脱獄ドラマのプリズンブレイクの要素も出て来てかなりハラハラさせられる。

悪役もしっかり演技が出来る俳優がキャスティングされていて憎たらしさも満点だ。

それにしてもこの作品に限らず韓国の刑務所は実際どうなのか知らないが少なくともドラマから推察するに色んな意味でトンデモな場所のようで、日本の規律正しい刑務所とは完全に別世界のように感じられる。

ネットを駆使して別の犯人をでっち上げる様子も後から丁寧に表現されるのだがコレがかなりのリアリティがあって恐ろしい。

プリズンブレイクから今度はイカゲームみたいな状況になりコレは色んなドラマのインスパイアが詰め込まれているのかと笑ってしまう。

カー&バイクアクションとも迫力満点でドラマの領域を完全に飛び越えてまるでハリウッド映画だ。

スト子的には終盤はリベンジものになるのはわかっているのでそれまでは、このアクションを堪能しろと言うことだろう。

ツッコミどころもあるのだがそれでもここまでやってくれたら満足度はかなり高い。

前半のプリズンブレイク+イカゲーム的なアクションものの展開から後半に入ると一転し一気にリベンジものへとスタイルが明らかに変わる。

当然ながら悪役キャストが追加され顔ぶれも変更されるのでしっかり付いていかないと置いて行かれそうになってしまう。

ついでだが、前半ほぼ出てこなかった女性キャストも追加されて殺伐とした中にも華があるようで嬉しい(笑)

冒頭の事件の関係者にひとりひとり着々とリベンジしてくれて、見ている方はようやく溜飲を下げる事が出来てスッキリする。

それにしても次から次へと色んな悪役がドンドン登場するがこれがまた揃いも揃って悪そうな役者が演じていて実に憎らしくて作品を盛り上げてくれる。

元々警備をしていたのにその監視カメラ映像を利用してアレコレ犯罪をでっち上げる手法は現代に於いてはリアリティがあり過ぎて恐ろしい。

終盤はそのリベンジが描かれるのだがもうちょっとテンポアップしてもう一話削ったくらいが丁度良かったようにも思える。

主人公が酷い目にあっている時間がグダグダと長すぎて終盤完全に飽きてしまったので、ここらへんをもうちょっとスピーディーに展開してくれたらと何度も思ったりした。

ラストはまあ予想通りではあるがアクションシーンの迫力は大したものでガッツリこの作品に没頭してしまっていた。

ここ迄緻密に情報集めをしていたのに、ラストになると出たとこ勝負になるラスボスにちょっと違和感を覚えながら、仕上げをもうちょっと丁寧にして欲しかった。

それにもうちょっと溜飲を下げるように作ってくれないと観ている方は流石にしんどくなる。

例えばアレだけ意地悪な刑事なんて呆気なく死んでしまって苦笑いしたがな(笑)

最近の韓国ドラマや映画が急激にその魅力を失ってしまったのはこの辺の演出が以前ほど盛り上がらず単調になったからじゃなかろうか。

悪役は頑張っているとは思うが待たせるだけ待たせて結局コレかよ?みたいなのが増えてきたように思う。

なかなかのデキだとは思うが色々詰めが甘くて結局まあまあだと感じた捏造された都市だった。