らをた広島

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AKIRA

原作・大友克洋が自ら監督をつとめ、緻密な映像表現で80年代の日本アニメ業界に強い影響を与えた劇場版アニメ「AKIRA」。

製作期間3年、総制作費10億円。 1,300人のスタッフが描き上げたセル画の枚数はおよそ15万枚。
当時の通常のアニメーションでは考えられないほどの時間と労力をかけて作り上げた、衝撃作を放送します。

1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。
31年後― 2019年東京湾上に構築されたメガロポリス、ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。

健康優良不良少年グループのリーダー・金田は、荒廃したこの都市でバイクを駆り、暴走と抗争を繰り返していた。

ある夜、仲間の鉄雄は暴走中、奇怪な実験体の少年と遭遇し、転倒負傷。

呆然とする金田たちの前で、彼らは軍の研究所へと連れ去られてしまう。

鉄雄救出のために研究所へ潜入を試みる金田。

だが、彼はそこで過度の人体実験により新たな「力」に覚醒した狂気の鉄雄を見る。

一方、研究所内の特殊ベビールームでは、実験体の少女が「最高機密=アキラ」の目覚めを予言。

鉄雄は自らの力の謎に近づくべく、地下深く眠る「アキラ」への接近を開始した―

大学生の頃にレンタルビデオで観たような気がするAKIRA。

宇宙戦艦ヤマトや機動戦士ガンダム、新世紀エヴァンゲリオン同様、劇場公開時には実はあまりヒットしなかったが後日、再評価され名作となった作品だ。

お正月にEテレで放送していたので観た。

おそらくはデジタルリマスターされているのか映像は1988年公開作品とは思えないほど美しい。

当時はそれまで見た事がないその緻密な映像に圧倒されたのだが内容自体は意味がよくわからなかった。

タイトルのAKIRAは当然主役の金田か鉄男だと思っていたが全然違ったし、特殊なスタイルのバイクもこの作品ならではだ。

ついでに音楽や音声効果も独特でそりゃコレだけオリジナリティがあれば多くのフォロワーを生み、絶大な影響を与えたのは想像に難くない。

漫画原作者が監督をすると言う手塚治虫並の特殊なスタイルも斬新だったが、それなだからここ迄拘りまくった作品になったのだろう。

CGがない時代なのでこの作画はほぼ手描きなはずだが背景まで丁寧に表現されていて凄いクオリティに呆れる。

ストーリーをわかりにくくしているのは劇中に出てくる老人みたいな顔をした子供たちでその存在理由は今回もよくわからない。

とにかく鉄男が勝手に改造人間みたいな実験体にされてどんどん人間ではなくなるストーリーだったのは強烈に覚えている。

こんな長い作品だったかと思い直したがとにかくコレがとてつもない力作で見応えは相当なものだ。

ただ内容の詳細ははやはり今回もよくわからないのだが、パニックシーンになってからの作画の凄さは特筆物でコストもだがどれだけの労力がかかったのかを思えば目が回る。

ストーリーと言うよりこの作品の世界観が難解でコレをこの映画を見ただけで即時に理解できるヒトは数多くは居ないだろう。

特に終盤の鉄男の暴走シーンは今見ても相当なインパクトがあって、この作品以来この手のシーンを観ると、いつも「AKIRA」みたいだと思ってしまう。

夢中でラストまで観たのだがやはり今回も内容はよくわからなかったがそれでも圧巻の映像は現代の作品と何ら遜色ないしコレが国内外から名作と評価されるのは大いに納得できたAKIRAだった。