らをた広島

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雪風 YUKIKAZE

実在した大日本帝国海軍の駆逐艦「雪風」にフォーカスしたドラマ。

ミッドウェー海戦、レイテ沖海戦など、太平洋戦争の激戦をくぐり抜けてきた、雪風の乗組員やその家族らの姿を描く。

メガホンを取るのは、助監督として『空母いぶき』などに携わってきた山田敏久。

『シン・ゴジラ』などの竹野内豊、『沈黙の艦隊』などの玉木宏、『か「」く「」し「」ご「」と「』などの奥平大兼のほか、田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一らが出演する。

1942年6月、ミッドウェー島沖。

沈没目前の巡洋艦「三隈」に駆逐艦「雪風」が近づき、先任伍長・早瀬幸平(玉木宏)の指揮のもと、二等水平の井上壮太(奥平大兼)ら、海に投げ出された三隈の乗員が救出される。

翌年10月、雪風に水雷兵となった井上や新しい艦長・寺澤一利(竹野内豊)が配属されるが、寺澤がミッドウェー島沖の救助をとがめたことから、彼と早瀬の間に緊張が走る。

アマゾンプライムに公開されたので観た。

恥ずかしながら戦艦「雪風」と言えば宇宙戦艦ヤマトで古代守が艦長をしていたのくらいしか知らない。

「呉の雪風」と呼ばれてるみたいだが自分の知らない事を教わろうと思って観ることにした。

いきなりの大東亜戦争の戦闘シーンが展開されるがさすがにもうちょっと迫力があるのを期待してしまった。

自衛隊では使わないがこの雪風は駆逐艦のようで要は攻撃をする戦艦なのだが沈没船乗組員の救出船みたいな扱いになっている。

「空母いぶき」の助監督がこの作品の監督さんらしいぎさが、その映画「空母いぶき」は、原作を捻じ曲げられてトンデモな作品に成り下がっていたので心配は心配だ(笑)

自分の故郷の呉海軍基地が出てくるが、風景にちゃんと灰ヶ峰が描かれていてちょっと嬉しくなった。

玉木宏が主演ではあるが竹野内豊もほとんど主役でこの二人の映画と思って良さそうだ。

戦争映画なので当たり前だが女性は少ししか登場せず男ばかりのムサ苦しい映像になってしまうのは仕方がないだろう。

それは良いのだが全般的にやはり戦闘シーンの表現が控えめで今のご時世にこれくらいだと全然物足りない。

予算的な問題なのかも知れないがCGを多用しているのは明らかなのでCGで良いからもう少しリアルなドンパチを増やして欲しかった。

戦闘シーンよりも艦内の人間ドラマがメインなのはよくわかるのだが戦争映画である以上ココの表現が甘いのはやはり説得力に欠ける。

作品全体を通して言いたいことはよくわかるのだがその「戦場で生きる」ことを解くのならそれだけ「死」と限りなく隣合わせだった戦場の現実を強く突き付けてくれないと、訴えは弱くなる。

最新の戦争映画とはちょっと思えないような内容は個人的にやや残念だった。

ただこの「雪風」という駆逐艦が数奇な運命を与えられてそれを全うしたという事実には感動しないではいられなかった。

あの大東亜戦争をどう捉えるかによって考え方は変わると思うが、あの戦争を戦ってくれた勇気ある日本人の先輩方に深い感謝をしなければならないと感じさせてくれた雪風 YUKIKAZEだった。