
吾峠呼世晴のコミックを原作とする「鬼滅の刃」シリーズの一作で、無限城決戦を描いた3部作の第1弾。
主人公の竈門炭治郎や仲間たちが、突如現れた鬼舞辻無惨によって鬼の根城である無限城の空間に落とされる。

監督を務めるのは『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』など本シリーズを手掛けてきた外崎春雄。
アニメーション制作をufotableが担当。
ボイスキャストには花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞などが名を連ねる。

鬼殺隊の竈門炭治郎は最高位の剣士である“柱”たちと共に合同強化訓練・柱稽古に参加していた。
すると、鬼殺隊の本部である産屋敷邸に鬼舞辻無惨が出現。

お館様の危機に駆けつけた炭治郎や柱たちを、無惨が謎の空間へと落とす。
彼らが落下したその場所は、鬼の根城・無限城だった。

鬼滅の刃最新作は劇場版。
まあ公開前から大ヒットが約束されている作品なのだから劇場版とするのは当然と言えば当然だろう。

2時間半の上映時間はこの作品のターゲットでもある子供たちにはかなりキツいだろうがどうしてもこの尺にならないと収まりきらないのかも知れない。
まあ冒頭から凄まじく美しいアニメーションにとにかく圧倒されるが息をもつかさぬ展開であっという間に作品に引き込まれてしまう。

この作品はかなり前からそのアニメーションの美しさが話題になっていたが更に磨きがかかったようにも思える。
手を抜かれがちな背景の細かい部分までも隅々までも神経が行き届いていて、こんなの観たら他のアニメが観れなくなりそうだ(笑)

おそらくは現代のジャパニメーションの最高峰と考えて間違いないだろう。
基本的にはバトルアクションが売りの作品なのだが舞台が日本の大正時代と言うのがミソで徹底した和風な描写、要はチャンバラがオリジナリティを高めている。

鬼滅の刃は吉原編まではどうにか観ていたがさすがにこの辺りからリタイアしたので、この作品の内容は全部わかるわけではないが、それでも大体の事は理解できる。
ただただひたすらのチャンバラアニメでもあるのでおじさんには、どうにも同じ事の繰り返しに見えて正直飽きてくる。

だけどこの作品のCGは高品位過ぎてもはや実写との境界線が曖昧になるくらいのクオリティなのでその美し過ぎる映像を楽しむ事に決めた。
後半はほぼチャンバラだけの内容にはスッカリ飽きたのだがこの映像はひたすらキレイで美しさに惚れ惚れしながら何とかついていく。

ライバルの鬼も元人間で辛い過去を背負っていて闘って勝った後に友だったという展開は何となくあの「北斗の拳」を想起させてやはり少年ジャンプのコンセプトは脈々と引き継がれているみたいだ。
ココらへんになると結構強い鬼が登場してきてそれを一人づつ倒してラスボスに辿り着くと言うのも広義では北斗の拳と同じではある。

最後の方は作品が長丁場だったのもあって眠たくなってしまってまあまあ辛かった(笑)
炭治郎がいつも背負っていた禰豆子がほとんど出てこないのも残念ポイントでもある(笑)

アニメーションがどんなに美しくても、どうにも心酔できないので自分はやはりこの辺りでリタイアするのが正解のように感じた。
バトルアニメは嫌いではないが最近の作品ならチェンソーマンの方がその世界観に入り込めた、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来だった。