刀削麺荘 唐家 広島駅北口店(東区若草町)担々刀削麺
刀削麺荘 唐家 広島駅北口店。
広島駅北口からしばらく歩いたわかりやすい場所にあるが駐車場はない。
そもそも刀削麺(とうしょうめん)というのが食べてみたかった。
刀削麺とは・・・・
「小麦粉を水で練った生地の塊を持って(あるいは頭の上に乗せ)湯の沸いた鍋の前に立ち、くの字型に曲がった包丁を用いて生地を麺状に削り落として直接鍋の中に入れ、茹でて作る。
曲がった包丁で削るため麺に薄いところと厚いところができ、それが独特の食感を生み出す。」 Wiki引用。
その刀削麺がココで食べられると聞いてやってきたのだった。
いやいやどんなにして作っているのかいね!
期待に胸を膨らませながら入店すると出迎えてくれるのは自動券売機。
この展開にはもう慣れたがやっぱり最初は少し戸惑ってしまう。
一番人気は汁なし担々刀削麺となっているがやっぱり汁ありが食べたかったのでここは迷わず2番人気の担々刀削麺麺のチケットを購入してカウンターに座る。
チケットを受け取りに来られた時にパクチーを入れますか?と聞かれたてどうするかちょっと悩んだのだが本来の味を知りたくてパクチー入りをお願いした。
店内に入るとどどーーんと目に飛び飲んでくるのは圧倒的な存在感を放っているこの煮立った鍋の前に佇むロボット。
よく見ると我らが広島カープの白衣と鉢巻を身に纏っているじゃないの!!
これが手に小麦粉の塊らしきものをセッティングされると機械仕掛でばんばん麺を削りだしている!!
ちなみに動画撮影してみたがスタッフの方がザルでキャッチしているところを見るとコントロールがあまりよろしくないようだ(笑)
それにしてもこのギミックはオコチャマ受けすること間違いなしだがここは辛い麺の店なのでその視覚的効果はいかほどのものなのだろうか??
目の前で自分の麺が茹で上がっていくのを見学するという貴重な体験をさせてもらったがさっそくきたよ!刀削麺荘 唐家 広島駅北口店の担々刀削麺(パクチー入り)670円。
注目のロボット刀削麺。
なんていうかぶっといだけではなく太さが不均一なため茹で加減があちこちで異なっているのが最大の特徴だろう。
食感そのものはモチモチとしており悪くない。
まずはパクチーを隅に追いやってパクチーレスで食べてみる。
このスープを支配しているのは唐辛子でも味噌でもなく八角だ。
辛味がなければ思い切り薬膳のような食べ物になってしまうんじゃないか?
その八角と渡り合えるのはやっぱりパクチーしかないだろう。
個人的にはあまり好ましいと思わないが日本人の約半数が嫌うと言われているパクチーをデフォルト指定するからには理由があるのだろうと思ってパクチー入りにしたがこの担々刀削麺に関してはそれが正解のようだ。
八角もかなりクセがあるからこのパクチーで「毒をもって毒を制す」作戦には賛成だ。
汁のある担々麺の泣き所は何と言っても肉そぼろがスープに沈んでしまって麺と絡めて食べられないことだがこの担々刀削麺も同様で通常のレンゲと金属製穴あきレンゲが初めからついてくる。
刀削麺ロボに目を奪われがちだがなかなかオリジナリティに溢れた面白いメニュー展開をしているとちょっと感心してしまった。
八角×パクチーによるスープは好き嫌いがはっきり分かれてしまうのでダメなヒトには不評を買うだろう。
それならそれでもう少し簡単に激辛に設定できるようにすればその手のマニア御用達の店になることができるだろうがイマイチ店の方向性が見えないのがやや残念か?