長浜ラーメンいってつ(宮崎県都城市)
ここは九州は宮崎県都城市。
宮崎自動車道都城ICから直ぐの場所にある 長浜ラーメンいってつ。
霧島連山が見える場所にあって自分のような広島県人から見ればどことなく南国情緒がある街に見えてしまう。
それにしても広大な駐車場を確保している店だと感心する。
店に入るとまずは名前を書いて呼ばれるのを待つのは通常の人気店と同じなのだがこの待合いスペースが用意されているのは珍しい。
しかもテレビや漫画が設置されている至れり尽くせりぶりはちょっと違和感があるくらいだ。
この居心地の良い待合でまったりしたかったくらいだったがそんなに待たされないで順番を呼ばれてカウンターに座った。
店内はかなり広くカウンターにテーブルがあって40人くらい収容できそうだ。
目の前の厨房では3人くらいの男性が調理をしていてホールの女性や若い男性と何人スタッフがいるのかわからないくらいだ。
店の外から漂っていたとんこつラーメン独特の獣臭は店内に入ると一層刺激臭となってこちらに襲いかかってくる。
これはなかなか手強そうだがこの辺の老若男女はそんなコトは全く気にならない様子でこれが当たり前なのだろうか??
ちょっと待たされてから来たよ!いってつのラーメン550円。
比較的大きめの丼に並々とついであってけっこうな量がありそうだ。
実はこの店は客全員にゆで卵一個サービスのお店で他の客もラーメン待ち時間にひたすらゆで卵の殻を剥いているが食べすに待機させているのはラーメンに放り込むためだ。
過去にも同じような体験をしたので今回も真似をしてラーメンに投下!!
長浜ラーメンと銘打たれたお店にしては麺がけっこう太めでいわゆる博多ラーメンとは違うようだ。
固めにお願いした茹で加減はほどよく芯が残る程度でザックリとした歯ざわりが楽しい。
同行した息子が注文したラーメン大650円。
麺が多いだけでなくチャーシューも追加されておりお得感がある。
このチャーシューはまあ可もなく不可もなしといった凡庸なものだがチャーシュー麺が700円と比較的リーズナブルなのでなんとなく納得できるだろう。
スープは店内の獣臭を反映したややキワイ系だが同時に旨味成分もけっこう持っておりここから獣臭を取り除いてくれたら更に洗練度があがるだろうにと少し残念に思ってしまった。
それならとテーブルに置いてあった大きな容器に目いっぱい入っている辛子高菜を少しだけ投入してみたのだがこれが大当たり。
おそらくはほとんどの客はコイツを入れてるんじゃなかろうか?
臭いモノを辛いモノでやっつけるという「毒をもって毒を制す」作戦なのだがこれは( ・∀・)イイ!!
思わず追加投入してしまったがスープにビシッと一本筋が通って獣臭よりミルキーさが強調されてかなりのもんやん。
なるほどこの手のラーメンは自分でモディファイして好みに仕上げるのが正しい楽しみ方なのかもしれないな〜。