
きよちゃんの道を挟んで反対側にある永斗麺。
こちらはあの ふじもと系列のお店だと聞いてやってきた。


「サンマ」「マグロ」「ホタテ」「エビ」「アサリ」と5種類の魚介スープとこれに塩とんこつと醬油とんこつを組み合わせるのがふじもと流だがここはその中の「サンマ」だけに絞ってラーメンを提供されているようだ。


しかし繁華街にあって外からの店の感じはまるで美容院のようでターゲットは若い人のような雰囲気がありありだ。


実際内装もかなり洒落ていて若い女性が好みそうだしスタッフも若い女性ふたりというおおよそ通常のラーメン屋ではあり得ないような展開となっている。


初めてだったからとにかくメインメニューのサンマらーめんをお願いしたが「夜からメニュー」という居酒屋風のメニューもふんだんにあって実際店内では比較的ゆっくりまったり過ごしている飲んでる客が数人ほどいた。

店内はそれほど混んでなかったにも関わらず20分くらい待たされてからきたよ!永斗麺のサンマらーめん(塩)780円。
とにかく印象的だったのはコラーゲンたっぷりそうな分厚い油膜!!

この膜のお陰で麺を持ち上げると恐ろしい量の湯気が立ち上ってくるのでこりゃ最後まで激アツラーメンってことなのだろう。
実際猫舌の人間には絶対に食べられないほどの温度が確保されておりそういった向きには良いだろうが食べても油っこさがどうしても全面にでてしまう。

チャーシューはふじもとなどのような三枚肉を茹でただけで放り込んであるの違って炙ってあるようで香ばしさはある。


だけど「香ばしい」のと「油っこい」って全然違うベクトルなのでこの2つが絡みあうと「諄く」はなるわな。


麺はふじもとと同じなのかはっきりはわからなかったがベースは同じでも仕上がりはまるでちがうラーメンになっているのは確かだ。

最後は胸焼けを必死で誤魔化しながらなんか完走出来たが同行者は半分くらい食べたところで白旗あげてギブアップしてしまった。
若い人ならこういう油まみれラーメンも喜ばれるかもしれないが自分らのようなおっさんにはカラダがついて行かぬ。
もはやふじもととは完全に別物の食べ手を選んでしまいそうな永斗麺のサンマらーめんだった。