
最近光南にオープンした光南食堂ではなく厚南食堂。
表からみてわかるようにここは宇部ラーメンの店と牛テールラーメンの店と書いてあるので山口県系ラーメン屋なのかと思って入ってみた。


宇部ラーメンと言えばこのサイトに書かれているように「■宇部ラーメン3か条 1. 茶濁濃豚骨である 2. 強い豚骨臭がする 3. 中太の柔らかい麺を使用」
が特徴で中でもとんこつらーめんの源流とも言うべき久留米ラーメンの影響をモロに受けたクセの強い濃厚スープが最大の特徴だ。
実は自分はこの分野のラーメンが苦手で 今まで数えるくらいした食べたことがない。


それに対して牛テールラーメンは下松・光を中心に特異に見られるラーメンで明らかに宇部ラーメンとジャンルが違うのでなんとなく最初から違和感を持ってしまった。
それだけでなく「食堂」の名に恥じぬよう様々なメニューや他種類のお酒も用意されておりもしかしてラーメン屋としてみてはいけないのかな?とも感じた。

比較的早めにでてきたよ!厚南食堂の宇部ラーメン690円。
とんこつ特有の獣臭もしないし自分の知っている宇部ラーメンとちょっと違うな〜。

これといって何の変哲もないストレート麺。
柔らかく茹でてあるのは宇部ラーメンだからってわけでもないだろう。


明快な宇部ラーメンの特徴ではないのかもしれないがいくらなんでもこのモヤシはちょっと違うだろう。


チャーシューは機械で切ったみたいな真四角なタイプでこれも自分が知っている宇部ラーメンの印象とは異なる。


実はラーメンはお盆に乗ってでてくるのだがそれと一緒に紅しょうがと豆板醤だと説明された壺が一緒に出された。
確かに宇部ラーメンで紅しょうがは確かにあったが豆板醤はちゃうような・・・・

なんだかんだいっても最も違うのはやっぱりこのあっさりとんこつスープだ。
ほのかに牛骨スープも甘い香りも漂ってるパンチの弱い「とんこつスープ」がこのラーメンをどうしても宇部ラーメンに思わせてくれないのは間違いない。


だとしたら690円という値段がひどく高く感じてしまうのも仕方なかろう。
比較的マイナーで広島からは遠い宇部ラーメンだから分かる人は少ないかもしれないがこれを「宇部ラーメン」と呼ぶのにはやや無理があるように思う。