中華そば ことり(中区宝町)
中区のフジグラン広島のほど近くにある中華そば ことり。
もしかしたらこの店の前が駐車場なのかもしれないが自分は近所のコインパーキングにクルマを入れて歩いてやってきた。
なんというかまあここは何かと曰く付きの場所ではある。
自分が知っているだけでも金田家→和田党→ゴリ屋とめまぐるしくテナントが入れ替わるいわゆる鬼門店。
そんな場所に自ら飛び込むなんて「ことり」らしくない勇気があるのと感心していたらどうやらここはあの2015年4月閉店のすずめの味を引き継ぐ店と聞いてやってきたのだった。
「伝統の味 4月末をもちまして広島中華そばの名店すずめが閉店します。伝統の味を守っていきたいという想いのもと修行させていただきました。ぜひとも味わってみてください。ことり店主」
と店の前に書かれてあるのでもしかしてこれはあのすずめの後継店なんじゃないかとますます期待は膨らんでしまうわな。
店内は完全に居抜きで以前のまま、しかも入店直後に自動券売機があって食券を買うシステムまですすめのコピーせんでも良かろうに・・・
さてカウンターに座って対して待たされないでキタヨ!ことりの中華そば700円。
広島ラーメン然としたルックスはもちろんだが値段まですずめのコピーだ。
麺は原田製麺かどうかは未確認だが少なくとも食べた感じはそっくりだ。
自分が入った時には大将と厨房にはもう一人男性がいてホールは女性が担当のようだった。
自分だけではないと思うが、この店の場合どうしてもいちいちすずめと比較するようになってしまうのだがスープに関してはややパンチが足りないような気がする。
この日だけなのかもしれないがスープにコクが不足している感がどうしても拭えなかった。
それらのネガを跳ね返すためなのか700円という広島ラーメンの相場からすれば高い値段の正当性をだすためかわからないがチャーシューは明らかに本家すずめより多めに入っている。
まだ開店してそんなに日が経っていないのでよくはわからないが確かにすずめに似ているけど自分にはよく出来たイミテーションのように感じられなくもない。
すずめってスープのデキにかなりのブレがあって当たりの日とハズレの日がハッキリとあってその当たりのスープの破壊力は相当なものだったがもしもすずめの後継者を名乗るならそういう路線を目指してもらいたいって言うのはラヲタの欲目なのかな・・・