
国道2号線の宮島口付近の非常に目立つ場所にある和田党 安芸宮島口店。
店舗前に大きな駐車場もあってここほどわかりやすい店舗も珍しいだろう。


だがここは究極の曰く付きポイントとしても有名でもともと激辛つけ麺のばくだん屋、その系列店の藤原ラーメンになって程なくして岩国のトマトラーメン春夏冬(あきない)という変遷を経て今回和田党が入ったというわけだ。


しかしこの和田党というお店、この手のコロコロ変わるテナントが余程お好きなようで霞店といい広島駅前店といい一筋縄ではいかない店舗ばかりに敢えて出店しているように見える。


まあ居抜きでシュポッと入店できるから確かに安く開店できるのは間違いないがここも以前来た春夏冬(あきない)の時のそのまんまだ(笑)


まあラーメン屋に場所とか内装のセンスとかはそれほど必要とされないからこれでも良いのだろうがなんとも狙いは面白いと思う。

そんなこんな考えていたらキタヨ!あぐー豚らーめん煮玉子810円。


しょうもないことにケチをつけたくないのだがメニューとタマゴのビジュアルが違うのはマクドナルドでよく出くわす光景でなんとなく騙されたようであまり感心しない。

この状態で提供されるのが正しかろう。
何が理由かわからないが手間を惜しんでいるのならメニューを訂正すべきだと思う。


原田製麺の麺はいつものようにしっかりコシを持っていて旨い。
やっぱりとんこつスープでも極細麺よりはこっちの一般的な太さの方が好ましいように思う。


開店当初とかわらぬあぐー豚スープではあるがこってりでもなくあっさりでもなく僅かな甘みをたたえていてかなりのデキであるのは間違いないのだがいつももう一つ何かが物足りないような印象がついて回る。

だから早い段階で辛子高菜を投下したくてたまらなくなってしまうのだった。


決して健康によいとは言えないラーメンという食べ物にはヒトが本能的に執着してしまう中毒性があってその源はおそらくはラーメンが持っている「毒」ともいえる部分じゃないかと考える。
それが和田党のあぐー豚らーめんには足りなくてあっけらかんとわかりやすいラーメンであるがゆえ、誰でも食べやすいが中毒性というヤバいパワーが希薄になってしまっている原因なんじゃないかのぅ~。