
新広島らーめん麺屋元就。
「3年持てば成功、5年持てば名店」と言われるラーメン業界で開店しておそらくは8年くらいになると思うが久しぶりにここにやってきた。
そういう意味ではもはや名店の仲間入りしていると言っても過言ではないのだろう。


駐車場がないのはまあ良いとしても今回は開店時間前にやってきてしまったが自分が待っているとすぐに行列ができはじめたので今でも人気店であることは間違いない。


遂に麺屋元就でも自動券売機を導入したようでその案内が出ている。
これも時代に流れなのかも知れない。


今日はとにかくつけ麺が食べたかったので元就つけ麺のチケットを買ってカウンターに座った。
以前は店員さんが何人も居たが今は大将とかなり慣れた様子の女性がひとりの二人体制になったようだ。
これも自動券売機導入のお陰なのかな?


少しだけ待ってキタヨ!麺屋元就の元就つけ麺730円。

麺はいわゆるつけ麺用ではないのかそれほど太くはないストレート。
しっかり冷たく締めてあってコシが素晴らしい。

とんこつ醤油ベースのつけ汁はハッキリとした酸っぱさがあってラーメンとは完全に別物だ。

どっぷりと麺をつけ汁に思い切り浸してからワシワシ食べるとそのとんこつ+醬油+酢の面白い絡みが味わえる。
こういう酢の使い方はこれまでに経験がない。


麺には海苔とチャーシューが添えられていたのでつけ汁には入ってないのかと思ったらサイコロ状のチャーシューが隠れていてなんとなく嬉しくなってしまった。


しかもこのサイコロチャーシューがしっかり炙ってあってたいへん香ばしいのだが麺の上に載っているチャーシューと同じものなので味の変化がないのはやや残念か。


つけ汁の表面を覆い尽くさんとするくらいのネギもその存在を主張しすぎることなく絶妙な調和をみせており大将のセンスはさすが名店だと思わせるものがある。
だけど「ラーメンはスープ、つけ麺は麺が主役」だとすると元就つけ麺の麺の主張がやや弱いように思ったが仕上がりとしてはやっぱりハイレベルな麺屋元就だった。