山創(広島市安芸区阿戸)中華そば
東広島から熊野へ抜ける道の峠にある山創。
同じ敷地に今や絶滅危惧種となったカラオケボックスがあって駐車場を共有している。
それにしてもこの外観はどっからみても鉄道のコンテナ列車そのものだろう。
自分が子供の頃は列車食堂や列車ホテルなどあれこれあって楽しかったが最近はあまり見かけなくなった。
だけどこういうのは夢があってなかなかおもしろいと思う。
店内もコンテナ列車の名残があるがうまくリフォームされていて当然ながらカウンターのみでトイレは別棟という構成だ。
どうやら夜は居酒屋さんになるようで酒の肴メニューが後ろの白板に所狭しと書いてある。
少しだけ待ってから来たよ山創の中華そば600円。
注文の時ニンニクを入れるかどうか聞かれたがデフォルトではニンニクを入れるみたいだからそれでお願いした。
この他にもおでんや広島風つけ麺もあるようだ。
麺は一般的な広島ラーメンからいえば細いストレートでしっかり固めに茹でられているのが好ましい。
まずはネギのてっぺんに乗ってるニンニクを溶かないでスープを啜るとなんだかコクが乏しいような気がする。
今度はニンニクを全部スープに溶かして再度食べてみたが予想通り今度はニンニクにスープが完全に負けてニンニク味しか感知できなくなってしまった。
チャーシューは塩分しっかりのパンチのあるタイプでこいつもスープをノックアウトしておりチャーシューの力強さだけが浮いてしまっている。
これはどう考えても飲んだ〆のラーメンという位置づけなのかもしれないがスープが貧弱でシャバい。
ご夫婦でやっておられるようで愛想も非常に良いのだがもしかしたら自分のようなラヲタが来るような店ではないのかもしれない。
帰りに駐車場でクルマに乗ろうとしたら大将が隣のカラオケボックスにラーメンの出前をしていたからそういう立ち位置のお店と捉えるのか正解なんかもね。