らをた広島

食べ歩きブログ

朝掘り芋焼酎 川越(川越酒造場)

かわご - 1
蔵元:川越酒造場(宮崎県)
原料:さつま芋(黄金千貫)・米・米麹
麹:白麹
アルコール度:25%
かわご - 6
江戸時代創業で現当主は19代目という宮崎県の伝統蔵、川越酒造場。
宮崎市の西隣に位置する国富町で、無農薬・有機肥料栽培の朝掘りの「甘藷」(=黄金千貫)をその日のうちに処理し良質の水をふんだんに使い家族のみで丁寧に手造りで生み出される「川越」。
かわご - 2
この川越最大の特徴と言えば芋焼酎米焼酎ブレンド焼酎で基本的には芋焼酎でそれに米焼酎を合わせたと考えれば良い。
かわご - 3
しかもその米焼酎はこの川越に混ぜるためだけにわざわざ自作されているようで、おそらくは芋焼酎米焼酎の良い部分を併せ持たせようとこういうやり方を思いついたのだろう。
かわご - 4
「ご挨拶
『白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり』とは宮崎の歌人若山牧水の詩ですが蔵元の私どもとしてはその心情になっていただける飲料を目指しております。
酔えば結構と言うのではなく飲むほどに酔うほどに生きる幸せ一日の疲れを癒せる酒類をしみじみとお飲みいただきたい・・・ただそれだけです。
朝掘った芋『黄金千貫』をその日に処理し83の行程を丹念に醸し上げました。
どうぞご賞味ください。   川越酒造所。」
かわご - 7
誇らしく鮮度の落ちないその日のうちに掘った芋を仕込むと謳われている。
こういうことも大量生産の焼酎ではできない芸当なのだろう。
かわご - 5
ちなみにこの川越はあの村尾と並んでANA国際線のファースト・ビジネスクラスで提供されているようでこれだけで酒としての「箔」がつくだろう。
かわご - 8
さて実際飲んでみるとハッキリとさつまいもを感じさせる口当たりながらアルコールの刺激は皆無で後から違う甘みが追いかけてきて複雑な味わいを形作ってすぐに消えるという体験ができる。
角がなく上品であくまでもマイルドながら単調になっていないのは流石だ。
かといって水のようにがぶがぶ飲めるかって言ったらそうではなくちゃんとした飲みごたえを持っている。
でびあんの〜〜〜 - 1
720mlで1480円と少々高いがこれなら納得と誰もがいうことだろう。
しかし芋焼酎米焼酎のハイブリッドなんて考えてみたら焼酎の可能性は無限にあるような気がする。
いやはやなんともこれはまだまだ奥が深いよのぅ〜。