まるにぼ(防府市)塩らーめん
デッかい暖簾に「煮」の大きな文字。
ここは防府市のまるにぼ。
実はこの店が開店当初にやってきて以来の訪麺だ。
どうやら入っているテナントビル自体の補修作業をやっているようでこの日は足場が組まれていた。
だから店の門構えも暖簾だけになっていてまあかなり年季の入った建物のようだから致し方無いのだろう。
だけどこのビルのウラが大きな駐車場になっておりこの辺の恩恵は捨てがたいよな〜。
基本的にここは煮干しを使った魚介系塩ラーメンの専門店でメニューはシンプルで塩のラーメンとつけ麺だけで勝負されている。
まず自動券売機でチケットを購入してカウンターに座る。
店の中にも煮干しをあしらったディテールがあったりしてその拘りが伺える。
以前は夜営業をされていたが昼だけ営業に切り替えられたようだ。
このへんはいろいろ考えた方あるようだが居酒屋的な商売をやりたくない大将はこうしてしまうケースが多いようだ。
さてやってきたよ!まるにぼの塩らーめん690円。
最初の時は平打ち麺にしたので今回はメニュー筆頭のいわゆる通常麺のスタンダードらーめん。
煮干しが全面に押し出された薫りに圧倒されてしまう。
注目のストレート麺だがこりゃやっぱり平打ち麺の方がクオリティは高いかもしれない。
シャッター入店したにも関わらずどことなくモサモサ粉っぽい印象で茹で汁の問題じゃないとしたらやっぱり麺本来の質がスープに力負けしているように感じる。
チャーシューは柔らかくそれこそトロトロだ。
おそらく歯がなくても噛めるだろう。
開店当初からその質感が際立っていた極太メンマも健在でカイワレ・海苔とのコンビネーションも素晴らしい。
すっきり透明で淡麗な出来の良いスープだけに麺の弱さはいかんともし難くどうしても他のパーツ完成度と比較してしまうので最後まで残念感がついてまわった。
現段階では平打ち麺で食べるのが正解なのかもしれない。