らをた広島

食べ歩きブログ

麦冠 情け嶋(八丈興発)

ばっか - 3
麦焼酎 ばっかん なさけしま
原料 : 麦、麦麹(白麹)
アルコール度数 : 25度
常圧蒸留
ばっか〜 - 1
おっさんならすぐに「いや〜んばっか〜ん」というオヤジギャグを発してしまうがそれにしてもインパクトのあるネーミングだがコレは日本に冠たる麦焼酎を作りたいとの思いからだそうである。
そもそもこの麦焼酎は九州発ではない。
ばっか - 4
品川ナンバーのクルマが走り回ると言われる東京都は八丈島八丈興発という蔵の焼酎という。
はち - 1
かつては流刑の島、八丈島に幕末鹿児島の商人が島流しされてこの地で焼酎作りが始まったそうで彼の地には焼酎蔵がいくつもあり八丈興発はその中で最も大きな蔵とのこと。

そんな東京の麦焼酎である麦冠 情け嶋だが動画に写っている若い蔵元が遠い昔の飲まれていたようなやり方で創りだしたそう。
ばっか - 5
「沖で見たときゃ鬼島とみたが来てみりゃ八丈は情け嶋」とあって九州ではなく東京都八丈島製であることを強くアピールしている。
ばっかん - 1
700mlとちょっとイレギュラーな量ながら税込1026円とその約2.6倍の一升瓶は税込2052円とかなりお安い部類に入る。
ばっか - 6
金属製のフタのデザインもさることながら大きさっていうが長さに特徴があって普通の金属フタよりも奥が深いので開け閉めがやりやすくしてあるのはもしかしたら一升瓶と共用なのかもしれない。
ばっか - 1
後日一升瓶を購入して確認してみたらそれは違っていた。
ばっか - 2
ばっか - 3
見事に普通の一升瓶と同じでぱちっとキャップ式になっている。
だったら4合瓶のあのフタは凝っていることになるわな。
ばっか - 7
いつものようにロックで呑んでみたがなかなかこれがどうしてガツンとくるじゃないの!
鼻腔に抜けるややオイリーなムギムギしい薫りと独特な甘みと仄かな苦味、辛味といついつまでも続くロースト麦の香ばしい後口に思わずニンマリしてしまうがね。
ばっか - 1
方向性としては完璧にあの兼八と同じように感じたので同時に飲み比べてみた。
薫り関してはやはり兼八が一歩抜きん出てはいるが濃密な甘みに関しては麦冠 情け嶋が少しだけ多く感じてそして飲み終えたあとの感想はどちらも同じ着地点にたどり着くというようなイメージだ。
呑んだ後に唇についた麦冠 情け嶋の香りは翌日まで続く程でこの焼酎の男っぽい力強さを実感する。
ばっか - 4
特蒸泰明よりは辛さを感じないが兼八より少しだけ苦味が多いといったポジションにあると思うがどちらにしろ兼八とよく似ている。
特蒸泰明もプレミアム化し始めたらしいがこれだけの内容なら麦冠 情け嶋もそうなっても全く不思議はない。
値段と言いラベルデザインと言い旨さと言い個人的には兼八と並んで相当上位ランキングさせてしまった麦冠 情け嶋だった。