
舟入病院の向かい側にある新派四川料理 菜心 舟入店。
ここのテナントは実にコロコロと変わっておりいわゆる鬼門テナントというやつかな。


そんな場所に今度入った新派四川料理 菜心 舟入店だが看板には「陳麻婆豆腐」とありこれだけ見ればあの陳建一の麻婆豆腐を食わせる店と捉えられなくもない。


店内は縦に長い構成で左手に厨房があってそれに沿ってカウンターと奥にテーブル席となっておりメニューにも壁にも「陳麻婆豆腐」と何度も書かれている。


ランチセットがメインのようで前菜とライスまたはスープ付きで一律750円になっておりあとは麺類か飯類の11種類の中から選択するシステムで実にわかりやすい。
最初は麻婆丼セットにしようと心に決めていたのだがこの麻婆麺(汁あり・汁なし)ってのが目にひっかかってしまい初志貫徹することなくあっさりと汁あり麻婆麺セットにすることにした。


まずでてきたのは前菜と大きなコップに入った烏龍茶。


この前菜は豆腐にごまペーストがかけられているいわゆる豆腐サラダのようでなかなかええじゃないの。
そして自分は麺類を頼んだのでライスがやってきた。

そして本命の汁あり麻婆麺がやってきたがね!!
なるほどこういうことになっとるのかいな。

麺は中華料理屋によくある黄色くて無難なタイプでコシがないのは予想通り。

個人的に麻婆麺なるものがあるとしたら一般的な麻婆豆腐に麺を入れるのがおそらく汁なし麻婆麺というのだろうと思ったから敢えて汁ありの麻婆麺にしたのだがこれがその回答だ。


要は通常のラーメンに中華鍋で作った麻婆豆腐を上から放り込むということになっているようだ。
だから麻婆豆腐が馴染むまではスープにムラがあるように感じられていた。


だけど混ざってしまえば今度はスープで薄めた麻婆豆腐そのものでさすがにこれはシャバく感じられて仕方はない。
そこに御飯と相性は良いハズもなくちょっと外してしまったかもしれない。


だけどスープに混ざってしまう前の麻婆豆腐は山椒が効いていてかなり旨かったからもしかしたらやっぱり初志貫徹して麻婆丼のランチがベストチョイスだったのかもしれない。
結果的に宿題店になってしもうたがな。