らをた広島

食べ歩きブログ

麦焼酎三段しこみ(岩倉酒造場)

さんだ - 1
製造:岩倉酒造
アルコール度数:25度
原材料:麦・麦/米麹 
蒸留方式:常圧蒸留 3年熟成
さんだ - 3
一般的な麦焼酎は最初に米麹で仕込み、次に麦で仕込んでおしまいのいわゆる「二段仕込み」が主流なのに対して、一次仕込みは米麹、二次仕込みは麦麹、そして三次仕込みで米麹と三段階で仕込み常圧蒸留を行った後三年間熟成させた焼酎。
さんだ - 4
代表銘柄は芋焼酎が「月の中(未飲)」で麦焼酎がこの「三段仕込み」の岩倉酒造場は宮崎県西都市の遠くに山並みを望みなだらかな丘陵地帯で家族だけで操業されており、人手が少ないうえ製造から瓶詰めに至るまですべて手作業で行われているため生産量が少な品薄状態が続いている。
さんだ - 2
「西都岩倉 田舎ン田舎 三段じこみは麦ン味」とラベルには書いてありもしかしたらこれが正式名称って事も有り得る。
やまざる - 1さんだん - 1
値段は720ml税込み1532円で麦焼酎としてはかなり高いほうだ。
四合瓶のキャップはなんの変哲もない安っちいプラスティック製だ。
さんだ - 5
さてそんな麦焼酎三段しこみであるがいつものようにロックで呑んでみるとなるほどこれはいわゆるプレミアム焼酎であることはたちどころに理解できる。
甘みがあって香ばしいが決して焦げたようなのではなくこっさりというか世間でよく言われるようにベッコウ飴風味というのが最もしっくりくる表現だ。
さんだ - 6
こってり系の代表で今や麦焼酎の王者ともいうべき兼八と飲み比べても同じ麦焼酎ながら方向性がまったく違うのでケンカせず風味の違いを楽しむことすら可能でハイレベルな良きライバルにすらなりうると思う。
やや高価なのが玉に瑕ではあるが洗練された麦焼酎の代表格として心にドスンときた麦焼酎三段しこみだった。