らをた広島

食べ歩きブログ

熟柿(八千代伝酒造株式会社 猿ヶ城渓谷蒸留所)

じゅくし - 2
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 黒麹菌ゴールド、白麹(S型)、白麹(L型)の3種類の麹菌
[蒸留方法] 常圧蒸留
じゅくし - 3
賑々しく箱に入っていて側面には「思いはひとつ、うまい焼酎をつくること」と書いてある。
じゅくし - 4
箱から一升瓶を引っ張りだすと今度は和紙に巻かれて登場だ。
熟柿と書いて「じゅくし」と読む。
じゅくし - 5
意味はそのまま熟した柿のことで丁度この頃の柿を意味するのだろう。
じゅくし - 6
緑のベースにオレンジ色の文字もこの芋焼酎のコンセプトをよく表していると思う。
じゅくし - 7
「天高く 古里の野に 柿熟す」
じゅくし - 8
基本的にこの熟柿は八千代伝という焼酎のデキの良いものだけを熟成させて年一回秋(10月下旬)だけ出荷される限定焼酎だ。
じゅくし - 9
裏ラベルには
「夕焼け小焼けで日が暮れて、隊列組んで家路についた田んぼのあぜ道赤とんぼ。
黄金色の稲穂・鈴なりの柿の木・色づく里山
深まりゆく昭和の秋の原風景がここにある。
柿の木には今にもポトリと落ちてきそうな「熟柿」が数個。
天高く 古里の野に 柿熟す
「この熟柿の色の味がする焼酎を造りたいな。」まるで有田焼の柿右衛門のような先代社長の一人言。
その思いは叶うのです。
「熟成の時を刻み一年の集大成として「熟柿」を蔵出しする...」
蔵人たちの心意気を存分にお楽しみあれ。」
じゅくし〜 - 1
ちなみにこの箱入り和紙巻きの熟柿だが高そうなイメージがあるが税込み2680円だからそこまでの値段じゃない。
じゅくし - 10
フタにまで猿ヶ城渓谷蒸留所って書いてあってかなりのコダワリを感じる。
じゅくし - 11
そんな熟柿だがいつものようにロックで呑んでみた。
熟柿ってネーミングするだけあって呑み口はアルコールの刺激は一切感じさせることなく上品でトロリとした甘口だ。
だけどその甘さは甘味料をぶち込んだような安っぽいものじゃなくしっかりとした旨味を持っている。
じゅくし - 1
試しになかむらを引っ張りだして飲み比べてみたがまろやかさは同等ながら、なかむらよりも甘さを感じさせる熟柿のほうがより女性的な丸さが表現されているように思った。
こうなると完全に好みの領域になるが個人的には日本酒でも焼酎でも甘めが好みではあるのでこのトロッとくる本当に熟した柿のような優しい甘さは非常に魅力的に感じた熟柿だった。